
プロンプトエンジニアリングガイドを自動翻訳してみた
はじめに
データ事業本部の藤川です。
2025年もそろそろ終わろうとしています。2025年を振り返ると、生成AIが「便利なチャットツール」から、自律的に作業を遂行する「エージェント(代理人)」へと進化を遂げました。これにより、生成AIがあらゆる業務を大きく変える、第4次産業革命とも呼ばれる歴史的な1年だったのではないでしょうか。MCP(Model Context Protocol)、AI駆動開発、仕様駆動開発、さらには、Sub AgentやAgent Skillsといった概念の登場により、ソフトウェアエンジニアリングのあり方が根本から覆されました。
技術が急速に発展する今だからこそ、その技術の普遍的な側面を正しく理解し、使いこなせるようになることです。生成AIを活用する上で、ユーザーが欲しいモノを的確に伝えるスキルが重要です。
これまでは、「プロンプトには、コンテキスト(背景情報)を含めると良いよ」と言われるので、意識して入力するようにしていました。なんとなくプロンプトを使っていて、なんとなくイイ感じにAIが回答をくれてたように思いました。
より良いプロンプトを与えられるよう、プロンプトエンジニアリング、コンテキストエンジニアリングについて体系的に学びたくなりました。そこで、今回は素晴らしい教材を見つけたのでご紹介したいと思います。
使用した教材について
社内の勉強会を開くため、プロンプトエンジニアリングについて体系的に学べる教材について探しました。
- 日本プロンプトエンジニアリング協会(PEP検定)
最初にご紹介するのは、日本プロンプトエンジニアリング協会です。PEP(Prompt Engineering Professional)検定という認定試験を提供していて、そのための学習資料が大変充実しています。2025年9月に改訂されていて、コンテキストエンジニアリングについても学習範囲に含められました。
PDFをダウンロードして、NotebookLMにアップロードすると、試験対策の学習にも最適です。受験してみてはいかがでしょうか。
- Prompt Engineering Guide(DAIR.AI)
次にご紹介するのは、世界的に有名なオープンソースプロジェクトである、DAIR.AIによるPrompt Engineering Guideです。100ページを超える膨大なドキュメントと動画で構成されており、基礎から応用まで網羅されています。
プロンプトエンジニアリングに関する解説はこちらの弊社ブログ記事に詳しく書かれています。本家Prompt Engineering Guideにもリンクが掲載されているほどです。是非ご覧ください。
日本語に翻訳してみた
Prompt Engineering Guideですが、ソースコードがGitHub( https://github.com/dair-ai/Prompt-Engineering-Guide )で公開されていますが、残念ながら一部しか日本語化されていませんでした。
せっかくなので、良書をご紹介いただいたお礼に自動翻訳してみました。プロンプトの力を借りれば、自動翻訳ツールは簡単に作れます。
本家リポジトリをフォークし、自動翻訳ツールで日本語化してみました。ソースコードはこちらにあります。
さいごに
2025年はソフトウェアエンジニアリングにとって大きな転換点となりました。この変革の波はしばらく続くでしょう。しかしながら、人が自然言語を通じてAIを操るという本質は、今後も不変です。プロンプトエンジニアリングというスキルは、形を変えることはあっても、今後のエンジニアにとっては必要不可欠なスキルになるのではないでしょうか。








