
話題のAIエージェント Manusを試してみた
こんにちは、豊島です。
最近、CLINEといったAIエージェントを活用したコーディングやvibe coding
(コードを一切書かないプログラミング手法の造語)の話題が盛んになっています。
AIエージェントが注目される理由として、従来のチャット形式でのやりとりに加え、与えられたタスクを自律的に処理できる点が挙げられます(例:ファイルの編集や実行)
今回試したManusはそれらの機能に加え、以下の特徴を持っています
- (コーディングだけでなく)市場調査や競合分析など複雑なタスクを非同期で処理
- GAIA(一般的なAIアシスタントが実世界の問題を解決する能力を評価する基準)による高いベンチマークスコア
- 目的に応じて内部で複数のAIエージェントを使い分ける(マルチエージェントシステム)
正直なところ、マルチエージェントシステムの効果については実際に利用してみても体感できませんでした。
一方で、Manusの非同期処理機能は長時間の分析や複雑な作業を効率的に行えるため、実用的な価値が高いと感じました。
とりあえず使ってみる
せっかくなのでManusに自己紹介をしてもらうため、Manusの魅力を紹介するブログを書いてもらうことにしました。
「manusの魅力を紹介するブログを書いて下さい」という指示に基づいて、大体20分ほどで複数のマークダウンファイルが完成しました。
実行結果のリプレイを共有します(実行経過や作成したマークダウンファイルを確認することができます)
実行中のイメージ
Manusはタスクを非同期で処理するため、実行中はPCやスマートフォンを閉じていても処理を継続します。
リプレイを見ていただくと分かりますが、
- 実行計画を立て
- Todoリストを作成し
- 1つずつこなしていく
という従来のチャット形式に加え、「今からこれをやります」「今これをやっています」「できましたファイルをどうぞ」を見せることで納得感を演出している点が上手いなと感じました。(実行時間が長い故のUX要素でもあると思います)
最後に
今回はブログ作成という比較的シンプルなタスクでしたが、試しに複数SaaSを絡めた調査や競合分析のタスクを与えたところ、充実した結果が返ってきました(活用中なので詳細は共有できず...)
Manusの公式HPでは、様々な利用シナリオが紹介されています。興味のある方は参考にしてみてください。
利用にあたりInvitationを待っていたのですが、ちらほらと着弾報告を見かけるようになってきました。現時点では完全オープンではないものの、招待枠が徐々に拡大されているようです。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。