ターミナルで動作するOpenAIのコーディングエージェントCodexを試してみた

#OpenAI
小倉功一
2025.04.17
大阪オフィスの小倉です。
OpenAIのリポジトリに、ターミナル上で動作するコーディングエージェントが出てきたようです。
https://github.com/openai/codex
ターミナルで動作する、というとClaude Codeのようなものでしょうか？ざっと試してみました。
 OpenAI CodexREADMEでは以下のように説明されています。
セットアップ不要、OpenAI APIキーのみで利用可能
完全な自動承認、ネットワーク無効化とディレクトリサンドボックス化による安全かつセキュアな実行
マルチモーダル対応。図やスクリーンショットを渡すことができる
また、動作モードとしては以下があり、
Suggest(提案: default)
ファイルの書き込み・シェル実行時に承認が必要

Auto Edit(自動編集)
シェル実行時に承認が必要

Full Auto(フルオート)
承認不要

となっているようです。
また、実行は、sandboxで動作するようになっているのと記載があります。
 やってみるREADMEに従ってインストールします。
npm install -g @openai/codex
ターミナルを開き、以下でOpenAIのAPI Keyをセットします。今回は現在のセッションにセットする形にしましたが、.zshrc などに書いてもよいそうです。
export OPENAI_API_KEY="your-api-key-here"
適当なリポジトリ内で起動します。私は手元にあったAWSのgenerative-ai-use-casesリポジトリ内で起動しました。

なお、ホームディレクトリで起動した際、Warning! It can be dangerous to run a coding agent outside of a git repo in case there are changes that you want to revert. Do you want to continue?  と警告されたので引き返しました。。。
https://github.com/aws-samples/generative-ai-use-cases
起動します。
codex


対話的なインターフェースが起動しました。

helpコマンドを見ると、デフォルトで使用されるのはo4-miniとの記載がありました。(-m オプションで変更可能)

今回はこのまま使います。
READMEでは英語ですが、「このコードベースを説明してください」と問い合わせてみます。

しばらく待った後、以下が表示されました
ファイルの作成も試してみます。Suggestモードなので、ファイル作成の際には確認されるはずです。

今度は対話モードを開かずに一行でコマンド入力しました。
codex "このコードベースを説明したmarkdownファイルを作成してください"
説明の内容が表示されたあと、ファイルの作成を行うコマンドが表示されました。


コマンドを実行するか問われたので、YESを選択すると、無事ファイルが作成されました！
 まとめターミナルで使えるエージェントCodexをざっと試しました。

ターミナルで動作するので応用範囲が広く、READMEにはGitHub Actionsでの利用例や、サンプル入力内容も書かれているので、これらも試していきたいところです。
Codex自体はまだ開発中、との記載がありますので、これから注視していきたいと思います。
 参考GitHub - openai/codex: Lightweight coding agent that runs in your terminal