AWSにマレーシアリージョン(ap-southeast-5)が開いたので、とりあえず試してみました
Now open — AWS Asia Pacific (Malaysia) Region
こちらがAWSからの公式のニュースです。
というわけで、とりあえずマレーシアリージョンを試してみました。
早速、マネジメントコンソールにも表示がされています。
Malaysia Regionの開始方法
AWSアカウントがすでにあれば、すべてのリージョンの使用が可能です。
しかし、Malaysia Regionの場合は、使用開始には少し設定が必要です。
ManagementConsoleの右上のリージョン部分をクリックします。
リージョンの選択部分の一番下にスクロールします。
Manage Regionをクリックします。
表示された画面を下にスクロールすると「AWS Regions」という部分があるので、 「Asia Pacific (Malaysia)」 にチェックを付け、Enableをクリックします。
確認画面が表示されるので、「Enable Region」をクリックします。
数分待つことになります。
完了しました。
Malaysia Regionで使えるサービス
2024/8/23時点で使えるサービスは主なものは以下のようになります。
EC2, S3, VPC, CloudFront, ELB, RDS, ECS, EKS, Redshiftなどの主要なサービスはもちろんあります。そして、Direct Connectがローンチ時点から使えるのはとてもいい感じですね。
逆になくて気になるのは、IoTCore, AppRunner, Amplify, Cognito, SageMaker, Athenaなどはないので、今後に期待という感じです。
現時点で詳細は以下を参照してください。
AWS サービス (リージョン別)
料金について
2024/8/23時点で料金についても少し調べました。
気になるところとして、EC2の料金になります。
軽くSingaporeリージョンと比較してみたところ、Malaysiaリージョンでは若干安く設定されているようです。
t3.nano : USD 0.0066 (Singapore)
t3.nano : USD 0.0059 (Malaysia)
t4g.nano : USD 0.0053 (Singapore)
t4g.nano : USD 0.0048 (Malaysia)
なお、t3aシリーズはなかったのですが、t3の料金がt3aと同じという状況のようです。
料金については、変動することもありますので、詳細は以下を参照してください。
Amazon EC2 の料金 | AWS 公式
まとめ
Malaysiaリージョンが始まり、ASEANでのAWS利用がより便利になってきました。
使えるサービスは限定されるものの、Singaporeよりも安く使えるという点のメリットもあり、とてもよさそうです。
そして、来年2025年上旬にタイリージョンが開くとアナウンスされていますので、タイでのリージョンも早く開くことを期待しています。