AWS Certificate Manager で「証明書のインポートに失敗しました」が繰り返し発生するときの対処方法

エラーの調査には CloudTrail も有用です
2022.10.25

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困っていた内容

AWS Certificate Manager で証明書のインポートが証明書のインポート中に問題が発生しました。もう一度お試しください。で失敗しました。 何度も試しましたが同じエラーでインポートに失敗します。 証明書をインポートするにはどうしたら良いでしょうか?

どう対応すればいいの?

CloudTrail のイベント履歴をご確認ください。

証明書のインポートに失敗した詳細な理由は、 CloudTrail に記録されていることが期待できます。そのため、CloudTrail のイベント履歴からエラーの原因を確認して、必要な対応すると、インポートできない問題を解決できます。

CloudTrail の確認方法

CloudTrail コンソールを開き、「イベント履歴」をクリック。検索を楽にするため、歯車アイコンをクリックします。

次の項目を選択して、「確認」をクリックします。

  • ローカルタイムゾーン
  • イベント時間
  • エラーコード

「イベント名」を選択して、ImportCertificateで検索します、

「エラーコード」が記録されている失敗したイベント名(ImportCertificate)をクリックします。

「エラーコード」からValidationExceptionが発生していることが確認でき、

内容次第では「イベントレコード」内のerrorMessageからより詳細な理由も確認できます。

"errorCode": "ValidationException",
"errorMessage": "Provided certificate is not a valid self signed. Please provide either a valid self-signed certificate or certificate chain.",

今回の場合は、証明書チェーン(中間証明書)が不足(未設定)しているためインポートに失敗していました。中間証明書を追加すると事象が解消しました。

その他のエラーの場合は、次の AWS ナレッジセンターや「参考資料」のドキュメントも参考にしてください。

参考資料