WindowsインスタンスのSysprep実施後でも、常に「日本語」「JST」表示する対処方法

2022.07.26

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困っていた内容

Windowsインスタンスに対してSysprepの実施を行いました。
実施したところ日本語化していた項目が、下記のように元に戻ってしまい困っています。

  • タイムゾーン UTC+9:00 → UTC
  • 地域     日本 → 米国
  • 表示言語   日本語 → English

Sysprepの実施を行った後でも、上記の項目を残してAMIを作る方法はないでしょうか。

どう対応すればいいの?

対象のWindowsインスタンスにRDPなどで接続
左下の検索窓で「C:\ProgramData\Amazon\EC2-Windows\Launch\Sysprep\Unattend.xml」を入力
右クリックを押して「open file location」を選択する

下記の画面が表示されたら、 「Unattend」で右クリックを押して「Edit」を選択する

下記のような記述内容のファイルを開く

ご自身の、お好みの設定にファイルを編集してください。
主な変更例としては下記となります。

変更前

<TimeZone>UTC</TimeZone>(2箇所あります)

変更後 "UTC" → "Tokyo Standard Time"

<TimeZone>Tokyo Standard Time</TimeZone>

変更前

<InputLocale>en-US</InputLocale>
<SystemLocale>en-US</SystemLocale>
<UILanguage>en-US</UILanguage>
<UserLocale>en-US</UserLocale>

変更後 "en-US" → "ja-JP"

<InputLocale>ja-JP</InputLocale>
<SystemLocale>ja-JP</SystemLocale>
<UILanguage>ja-JP</UILanguage>
<UserLocale>ja-JP</UserLocale>

あとは、Ec2 Launch Settingsを使用してSysprepを実施します。
OSのスタートメニューのアプリケーション一覧より、「Ec2LaunchSettings」を選択します。

手順については、弊社ブログを参考にSysprepを実施してください。

上記の方法でその都度、日本語化するといった手順を回避できます。

参考資料

Amazon EC2(Windows Server2019)をSysprepして複製してみた
カスタムWindowsAMIを作成する-AmazonElasticCompute Cloud