AWS Lambda 再帰的ループ検出の無効化方法

AWS Lambda 再帰的ループ検出の無効化方法

Clock Icon2024.10.11

困っていた内容

AWS Lambda にて意図的な再帰パターンを実行する必要がありますが、再帰ループ検出により 16 回以上の再帰呼び出しで制限を受けてしまいます。
この制限を回避する方法について教えてください。

どう対応すればいいの?

再帰ループ検出の無効化は、Lambda 関数ごとにコンソールでの設定が可能です。

Lambda のコンソール画面で対象の関数を選択し 「設定」タブ → 「同時実行と再帰の検出」タブ の順に操作を進めます。
画面下部で「再帰ループ検出」の編集が選択できるのでクリックします。

Lambda1

編集画面にて「再帰ループを許可する」を選択し保存することで設定が完了します。
(デフォルトでは「再帰ループを終了する」が選択されています。)
Lambda2

補足

AWS Lambda の再帰的ループ検出の無効化について、以下の変更がありました。

<以前>
・AWS アカウントごとに適用
・AWS サポートへの申請が必要

<現在>
・Lambda 関数ごとに適用
・コンソールから直接設定変更が可能

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/08/aws-lambda-supports-function-level-configuration-recursive-loop-detection/

以前は、意図的に再帰的なパターンを実行しているお客様は、AWS サポートを通じてアカウントごとにしか再帰ループ検出を無効にできませんでした。今後は、お客様は関数ごとに再帰ループ検出を無効または有効にできるようになりました

参考資料

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