ランタイムバージョンを自動更新に設定した Lambda 関数のランタイムが更新されないときの対処方法
困っていた内容
AWS から Lambda で使用しているランタイム(例:Node.js 24)が廃止される通知が届きました。
Lambda 関数のランタイム設定で、「ランタイムバージョンを更新」を「自動」に設定していますが、更新されていません。
なぜ更新されないのでしょうか。更新されるタイミングや対処法を教えてください。

どう対応すればいいの?
メジャーバージョンは自動更新されないため、手動で更新が必要です。
ランタイムに関するバージョンには次の 2 つがあります。
- メジャーバージョン
- 例:
Node.js 22、Node.js 24
- 例:
- ランタイムバージョン
- 例:
nodejs:24.v24、nodejs:24.v25
- 例:
自動更新の設定は、上記「ランタイムバージョン」を対象としたものであり、メジャーバージョンは自動的に更新されません。
メジャーバージョン間の下位互換性は保証されていないため、メジャーバージョンを更新する場合は、事前に検証環境等で検証を行うことを推奨します。
参考資料
ランタイムのメジャーバージョンは自動で更新されますか ?
こちらもランタイム関連でよくいただくお問い合わせです。残念ながら自動で更新はされません。
新しいメジャー言語バージョンを使用するように関数を設定するには、ランタイム識別子を変更する必要があります。AWS Lambda はメジャーバージョン間の下位互換性を保証できないため、これは顧客が主導権を持つ操作です。
Lambda は、セキュリティ更新、バグ修正、新機能、パフォーマンス強化、およびマイナーバージョンリリースのサポートを使用して、各マネージドランタイムを最新の状態に保ちます。これらのランタイム更新は、ランタイムバージョンとして発行されます Lambda は、関数を以前のランタイムバージョンから新しいランタイムバージョンに移行することによって、ランタイム更新を関数に適用します。
注意 : ランタイムそのもののバージョン制御ではない
ランタイムという表現がちょっと誤解を招きやすいのですが、プログラミング言語のバージョンと対になるランタイム(Python 3.8、Python 3.9など)そのものに対する制御では無いのでご注意ください。たとえばPython 3.8というランタイムにおける Python 3.8-内部バージョンv1 → Python 3.8-内部バージョンv2 といった形の更新を制御するものです。
Python 3.8 → Python 3.9 への更新は従来通り手動で行う必要があります。[1]







