RDS のレコメンデーションにメンテナンス日時が表示されているが、この日時で自動でバージョンアップされますか?
困っていた内容
RDS のレコメンデーションに「最新のマイナー DB エンジンバージョンを実行していません」が表示されており、詳細を確認すると次のとおりメンテナンス日時が表示されていました。
この場合、該当リソースに対して、この日時で自動的にエンジンバージョンのアップデートが行われるということでしょうか。

どう対応すればいいの?
いいえ。当該時刻の時点で、レコメンデーションに起因するエンジンバージョンのアップグレードが自動的に実行されることはございません。
レコメンデーション(推奨事項)は、AWS がベストプラクティスに照らして改善候補をお知らせする機能であり、それ自体が何らかの変更を実行するものではございません。適用にはお客様側での明示的な操作が必要となります。[1]
表示されている日時は、「アップグレードの予定日時」ではなく、対象 DB インスタンスに設定されている「次のメンテナンスウィンドウ(=適用する場合に選択可能なタイミング)」を示す参考情報です。
日時が明示されているため確定した予定のように見えてしまいますが、当該レコメンデーションを起点にエンジンバージョンが自動的に変更されることはございません。
(補足)自動アップグレード設定による表示の違い
今回のリソースは、マイナーバージョン自動アップグレードが「無効」で、かつ保留中のメンテナンスアクションも存在しない状態でした。

比較のため、同条件でマイナーバージョン自動アップグレードを「有効」にしたインスタンスも確認してみました。結果は以下のとおりです。
- レコメンデーションには表示されない
- 「保留中のメンテナンス」として表示される

以上の結果から、次のように整理できます。
| マイナーバージョン自動アップグレード | 表示される場所 | 次のメンテナンスウィンドウでの自動適用 |
|---|---|---|
| 無効 | レコメンデーション(推奨事項) | されない(手動で適用またはスケジュールが必要) |
| 有効 | 保留中のメンテナンス | される |
判断に迷った際は、対象インスタンスの「保留中のメンテナンス」欄と「マイナーバージョン自動アップグレード」設定を併せて確認するとよいかと思います。
参考資料
[1] Amazon RDS の推奨事項 - Amazon Relational Database Service
推奨事項は、表示または却下できます。設定ベースのアクティブな推奨事項をすぐに適用したり、次のメンテナンスウィンドウでスケジュールしたり、却下したりできます。
必須アップデートが必要で、適用日があります。
(中略)
db-upgrade – DB インスタンスの DB エンジンバージョンをアップグレードします。
重大なセキュリティ問題が発生した場合、またはバージョンがサポート終了日に達すると、マイナーバージョン自動アップグレードオプションを有効にしていない場合でも、Amazon RDS はマイナーバージョン自動アップグレードを適用することがあります。










