中断する可能性の高いスポットインスタンスを調べる方法

2021.04.28

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困っていた内容

スポットインスタンスが容量不足で中断されるケースが増えています。

中断されにくいスポットインスタンスを調べる方法はありますか?

どうすればいいの?

スポットインスタンスアドバイザーの活用

スポットインスタンスアドバイザーを利用すると、各リージョンでの

「オンデマンドと比較した費用削減」

「中断の頻度」

をインスタンスタイプ毎に確認できます。

この機能を使えば、どのインスタンスタイプがお得か、中断の発生頻度が少ないかが一目で分かります。

利用方法は下記手順です。

1.スポットインスタンスアドバイザーを開く

スポットインスタンスアドバイザー | AWS を開くだけです。

AWSコンソールへのログインは必要ありません。

開いたページの下部でスポットインスタンスアドバイザーが利用できます。

2.各要素の選択

「リージョン」「OS」「vCPU(分)」「メモリ GiB(分)」を選択します。

「EMRでサポートされるインスタンスタイプ」にチェックを入れることにより、EMRサポートのインスタンスタイプを絞り込むこともできます。

以上で、希望の各スポットインスタンスの状況が確認できます。

各要素をクリックすることにより、昇順 / 降順の切り替えもできます。

「中断の頻度」とは、前月どの程度の頻度で中断が発生したかを表しています。

値が低いほど、中断の発生頻度が少ないことを表しています。(最小値は < 5%)

スポットインスタンスアドバイザー

最後に

スポットインスタンスアドバイザーを利用すれば、中断の発生頻度が少ないスポットインスタンスは簡単に分かります。

ですが、中断の「発生頻度が少ない」だけであり、「発生しない」わけではありません。

オンデマンドインスタンスとスポットインスタンスを組み合わせてAmazon EC2 Auto Scaling グループを作成する等、「スポットインスタンスは中断する」ということを念頭においた構成を意識しましょう。

参考資料

スポットインスタンス の中断 - Amazon Elastic Compute Cloud

EC2 スポットインスタンスキャパシティーのトラブルシューティング

【レポート】Amazon EC2 だけじゃない!最高のコスト効率を手に入れるためのスポットインスタンス使いこなし術 #AWSSummit | DevelopersIO