デュアルディスプレイにするとWorkSpacesクライアントアプリが切断される事象の対応方法について
困っていた内容
WorkSpaceにつきまして、ネットワーク接続環境が悪い際にローカルにて画面を最大化してWorkSpacesにアクセスしたり、デュアルディスプレイで
接続すると接続が切断されてしまいました。
対応方法があればご教示ください。
発生原因
結論から言いますと、WorkSpaces での画面の解像度や表示領域により帯域幅の使用量が変化することが想定されます。
そのため、通信の帯域幅が十分に確保できない場合、クライアント側で画面の最大化等の操作により、接続が切断になる場合があります。
AWSドキュメント確認
よくある質問 - Amazon WorkSpaces | AWS
Q: Amazon WorkSpace の使用にはどれほどのネットワーク帯域幅が必要ですか?
A: WorkSpace の使用に必要な帯域幅は、WorkSpace での実行内容によって変化します。一般的なオフィス業務用途の場合、300 Kbps から 1 Mbps までのダウンロード速度の帯域幅を推奨します。グラフィックを多用する業務の場合、ダウンロード速度 3 Mbps の帯域幅を推奨します。Q: WorkSpace にアクセスする際に推奨される最大ネットワークレイテンシーはどのくらいですか?
A: リモートプロトコルで推奨の最大往復レイテンシーは 250 ミリ秒ですが、100 ミリ秒未満で最良のユーザーエクスペリエンスが達成されます。RTT が 375ms を越えた場合、WorkSpaces クライアント接続は切断されます。WorkSpaces Streaming Protocol (WSP) では、往復のレイテンシーが 250ms未満で最良のユーザーエクスペリエンスを得られます。RTT が 250ms ~ 400ms の場合、ユーザーは WorkSpace にアクセスできますが、パフォーマンスは低下します。
どう対応すればいいの?
いくつかの方法が考えられます、以下の内容に沿って問題の切り分けを行ってください。
- 対象 WorkSpaceの帯域幅についてドキュメント[1]記載の要件を満たしているかご確認ください。
- WorkSpacesを再起動頂き、問題事象が解消されるかご確認ください[2]
- WorkSpacesクライアンを最新バージョンへアップグレードの上、事象が解消されるかご確認ください[3]
参考資料
[1]よくある質問 - Amazon WorkSpaces | AWS
[2]WorkSpace の再起動 - Amazon WorkSpaces
[3]Amazon WorkSpaces Client Download
[4]Amazon WorkSpaces Windows Client Application - Amazon WorkSpaces