Twilioのサブアカウントを作ってみた!新規アカウント作成との違いも比較

Twilioのサブアカウントを作ってみた!新規アカウント作成との違いも比較

Twilioで環境を分ける際の「新規アカウント」と「サブアカウント」の違いを比較し、実際にサブアカウントを作成してみました。
2026.03.06

こんにちは、昴です。
今回はTwilioで環境を分ける際に使える「サブアカウント」を実際に作成してみました。

はじめに

Twilioを使い込んでいくと、「本番環境と開発環境で電話番号やログを分けたい」「複数の顧客にシステムを提供する際、データが混ざらないようにしたい」といったニーズが出てきます。
Twilioで環境を分けるには、大きく分けて以下の2つのアプローチがあります。

  • 新規アカウントを新しく作り直す
  • 既存のアカウントの中にサブアカウント(Subaccount)を作る

今回はまず、手軽に環境を分けられる「サブアカウント」を実際に2つの方法(コンソールとAPI)で作成してみてから、新規アカウントを作る場合との違いを比較してみたいと思います。

サブアカウントを作ってみる

サブアカウントの作成方法は非常にシンプルです。用途に合わせて「コンソール画面からの手動作成」と「APIからの自動作成」の2パターンを試してみます。

コンソール画面から作成する

Twilioコンソールにログインし、画面上部のドロップダウンから view subaccounts をクリックします。

view subaccountsへ移動

画面右上の「Create Subaccount」ボタンをクリックします。

create subaccount

わかりやすい名前(Friendly Name:例「〇〇社用」「開発環境用」など)を入力して「Create」を押すだけで完了です。

サブアカウント作成

APIから作成する

サブアカウントはREST API経由でも簡単に作成できます。SaaSの新規顧客登録時などに、システム側から自動でTwilio環境を発行したい場合に非常に便利です。

ターミナルから以下の curl コマンドを実行します。(※ YOUR_ACCOUNT_SID と YOUR_AUTH_TOKEN は、Account Dashboardをご確認ください。)

curl -X POST "https://api.twilio.com/2010-04-01/Accounts.json" \
--data-urlencode "FriendlyName=APIで作成したサブアカウント" \
-u YOUR_ACCOUNT_SID:YOUR_AUTH_TOKEN

実行すると、新しいサブアカウントのSIDや認証トークンを含んだJSONが返ってきます。

確認

サブアカウント一覧を確認すると実際に作成した2つのサブアカウントが表示されます。下記の通り、2つのパターンで作成できたことが確認できました。

作成したサブアカウント確認

新規アカウントとサブアカウントの比較

調べてみたところ、一番大きな違いは 「管理者からの見え方(アクセス権限)」 と 「アカウント作成の自動化(API対応)」 にありました。

比較項目 サブアカウント作成 新規アカウント(プロジェクト)作成
リソース・ログ 完全に分離 完全に分離
アクセス・管理 親の管理者はすべて閲覧・管理可能 完全に独立(干渉しない)
自動化(API) API経由で動的に作成・停止が可能 画面から手動で作成
Bundle(日本書類) サブアカウントごとに必要 アカウントごとに必要

それぞれのメリット・デメリットと、どういう時に適しているのかを整理してみます。

新規アカウント作成

完全に独立した、まっさらなTwilio環境を新たに作る方法です。

メリット

  • リソース(電話番号、設定、APIキー)やログが完全に分離される。
  • ユーザーごとにアクセス権限を細かく設定でき、他のアカウントと一切干渉しない。

デメリット

  • 複数アカウントを横断して管理したい場合、それぞれにログイン(またはアカウント切り替え)して個別に設定を確認する必要があり、管理が煩雑になる。
  • 電話番号などをアカウント間で直接使い回すことはできない。

適したユースケース

  • 本番・開発・テスト環境を権限レベルから完全に分離したい場合
  • 複数の事業部や別プロジェクトなどで、担当者もシステムも完全に独立して運用したい場合

サブアカウント作成

一つの親アカウント(マスターアカウント)の中に、子となる環境をぶら下げる方法です。

メリット

  • 親アカウントからすべてを一元管理できる。 親の管理者は、コンソールから全サブアカウントの状況(ログや設定)を簡単に横断チェックできる。
  • 通話ログやTwiML Bin、電話番号などはサブアカウントごとに完全に分離できる。
  • APIから作成・停止ができるため、SaaSの新規顧客登録時に自動でTwilio環境を発行するような仕組みが作れる。

デメリット

  • 日本の電話番号を購入するための身分証や登記簿(Bundle)の審査は、親アカウントで通していてもサブアカウントを作るたびに毎回提出が必要になる。

適したユースケース

  • 自社の管理下で、顧客ごとに利用状況やログを分けて管理したい場合
  • APIを使って環境構築を自動化したい場合

まとめ

今回はTwilioでサブアカウントを作成し、新規アカウントを作る場合との違いを比較してみました。
本ブログが少しでも参考になれば幸いです。

告知

Twilio/SendGridセミナーを毎月開催しています

クラスメソッドでは毎月Twilio/SendGridのセミナーを実施しています。

クラスメソッドではTwilio/SendGridのセミナーを毎月開催しております。いずれもTwilio及びSendGridを良く知らない方向けに基本的な部分から解説する内容となっておりますので、今後Twilio/SendGridの導入を検討している方や、既に導入済で改めて基本的な部分を勉強したいと考える方は、是非お気軽にご参加いただければと思います。

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事