![[アップデート]AWS Backupのバックアッププランは、バックアップ開始時間にローカルタイムゾーンを選択できるようになりました](https://devio2023-media.developers.io/wp-content/uploads/2023/08/aws-backup.png)
[アップデート]AWS Backupのバックアッププランは、バックアップ開始時間にローカルタイムゾーンを選択できるようになりました
この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
はじめに
AWS Backupのバックアップ開始時間の指定は、UTC固定でしたが、アップデートにより、ローカルタイムゾーンに合わせたバックアップ開始時間の設定が可能になりました。
これまでバックアップ開始時間の指定は、UTC固定となっていましたので、日本時間に合わせる場合、日本時間から9時間を引いて設定していました。
ローカルタイムゾーンを選択できることで、UTCからローカルタイムへの変換作業を省けるようになりました!

試してみる
東京リージョンで、[バックアッププランを作成]から[バックアップ期間]を確認すると、ローカルタイムゾーンでの選択ができるようになっていました。
また、デフォルトでAsia/Tokyo (UTC +09:00)が指定されていますので、わざわざ選択する必要がなくてよいですね。

既存のプランでもローカルタイムゾーンが選択できるか確認しました。
既存のプランでは、UTCで開始時間を設定していたため、Etc/UTC (UTC+00:00)でした。

ローカルタイムゾーンをAsia/Tokyo (UTC +09:00)に変更し保存できることが確認できました。

バージニアリージョンでも試してみる
東京リージョンでは、デフォルトでAsia/Tokyo (UTC +09:00)が指定されていました。
どのようにして、デフォルトでAsia/Tokyo (UTC +09:00)が指定されているのか確認したく、バージニアリージョンでバックアッププランの作成画面を確認します。
バージニアリージョンの場合でもデフォルトでAsia/Tokyo (UTC +09:00)が指定されていました。

PCのタイムゾーンを変更
デフォルトでAsia/Tokyo (UTC +09:00)が指定されているのは、PCのタイムゾーンが日本だからかなと考え、PCのタイムゾーンを韓国に変更してみます。
私のPCは、MacBook Pro M2(macOS Ventura 13.4)です。
[システム設定]→[一般]→[言語と地域]から、地域を韓国に変更します。

[システム設定]→[一般]→[日付と時刻]から、最も近い都市を韓国に変更します。

そして、バックアッププラン作成画面を確認すると、デフォルトがAsia/Seoul (UTC+09:00)になりました。

Backupのドキュメントには記載がありませんでしたが、CloudWatchの「ダッシュボードのタイムゾーン形式を変更する」のドキュメントに以下の記載がありましたので、Backupも同様に、PCのOSで指定したタイムゾーンがデフォルトで選択されていると推測します。
ダッシュボードのデータを表示する時間範囲を分、時間、日、週単位に変更できます。タイムゾーン形式を変更して、ダッシュボードのデータを UTC またはローカルタイムで表示することもできます。ローカルタイムは、コンピュータのオペレーティングシステムで指定されているタイムゾーンです。
Backupバックアップポリシー
バックアップポリシーは、バックアッププランやバックアップルールを定義したものです。
Organization内のOUやアカウントに対して、バックアップポリシーを割り当てることで、OUやアカウント単位でバックアップ設定を一元的に管理することができます。
バックアップポリシーでもバックアップの開始時間を設定できますので、ローカルタイムゾーンが利用できるか確認します。
確認すると、バックアップポリシーではローカルタイムゾーンの指定ができずUTC固定でした。

今後のアップデートに期待しましょう。






