[アップデート] AWS Backup がクロスリージョンバックアップに対応!
大阪オフィスのちゃだいんです。
今回は、少し前のアップデートのご紹介です。
AWS Backup はクロスリージョンバックアップをサポート
お客様は複数のサービスのバックアップをさまざまなリージョンにコピーできるようになりました。クロスリージョンバックアップは、本番データがあるリージョンから離れてバックアップデータのコピーを保存するための一元管理ソリューションを提供します。これにより、ビジネスの継続性、災害対策、コンプライアンスの要件をより簡単に満たすことができます。(先述記事より引用)
クロスリージョン対応は以下のサービスとなります。
- EC2インスタンス
- EBSボリューム
- RDSデータベース
- EFS
- Storage Gateway
では、早速試してみたいと思います。
やってみた
前提
今回は、東京リージョンのRDSをシンガポールリージョンにクロスリージョンコピーしてみます。
AWS Backup の概要や基本的な使用方法は以下エントリをご参考ください。
EC2 AMIの場合や、より詳細な手順などは以下エントリにまとめられています。
1.AWS Backup を設定する
まずは、バックアッププランを作成します。
バックアップウィンドウの時間は下図を指定し、他はデフォルト設定で進めます。
送信先リージョンの部分で、「シンガポール」を指定し、実行します。
バックアッププランが作成されたので、次はそのプランにリソースを割り当てます。
リソースIDを選択し、リソースタイプをRDSを選択しました。
するとデータベース名で東京リージョンで稼働中のRDSのデータベース名database-1
が表示されたので選択します。
これを保存すれば、あとは自動的にバックアップが作成されるのを待つのみです。
2.作成されたバックアップを確認する
開始予定時間が経過した後、Backupコンソールの「ジョブ」を開くと、バックアップジョブが作成されていました。
そして、また時間を置いてみにいくと、バックアップジョブのステータスが完了に変更していました。
それではシンガポールリージョンのRDSコンソールを見にいきます。
RDSコンソールの、「スナップショット」にて、バックアップサービスを選びます。
すると、ちゃんとできてました。
スナップショット名にawsbackup:copyjob
というプレフィックスがついたスナップショットが作成されています。
めっちゃ簡単でしたね。
また、東京リージョン側のBackupコンソールでも確認が可能です。
「保護されたリソース」には、dataase-1
があり、今回作成されたバックアップが確認できました。
またこの画面では、RDS自体の自動バックアップ機能で作成されたものも確認できます。
感想
今回のアップデートで、クロスリージョンのバックアップ自動化が驚くほど簡単にできるようになりました。この他にもAWS Backup はどんどんアップデートされているので、多様な活用方法を検討してみたいと思います。
それでは今日はこの辺で。大阪オフィスのちゃだいんでした。