[アップデート] EBSスナップショットとAMIのゴミ箱保持ルールの適用対象をタグで制御できるようになりました

[アップデート] EBSスナップショットとAMIのゴミ箱保持ルールの適用対象をタグで制御できるようになりました

Clock Icon2024.11.21

こんにちは。サービス開発室の武田です。

EBSスナップショットとAMIでは、削除後でも一定期間復旧できるゴミ箱機能があります。

https://dev.classmethod.jp/articles/reinvent2021-recover-accidental-deletions-snapshots-recycle-bin/

https://dev.classmethod.jp/articles/ec2-ami-recycle-bin/

今回アップデートで、このゴミ箱機能が適用される対象をタグで制御できるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/customized-delete-protection-amazon-ebs-snapshots-ebs-backed-amis/

やってみた

マネジメントコンソールからゴミ箱のページにアクセスし保持ルールを作成します。「保持ルールを作成」を謳歌します。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_1.png

保持ルールの名前を入力します。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_2.png

下にスクロールすると、「保持するリソースを選択」のセクションがあります。ここでは次の2つを選択できます。

  • 基本的にすべてにルールを適用し、一部のみ除外する
  • 一部のみルールを適用する

今回は一部のみ除外のルールを作成してみます。「除外タグ」に、EBSスナップショットに設定するタグを指定します。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_3.png

これで完成です。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_4.png

同じように一部のみ適用するルールも作ってみます。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_5.png

こちらは「照合するリソースタグ」にルールを適用したいタグを指定します。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_6.png

完成しました。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_7.png

こちらにEBSスナップショットを用意しました。Snapshot1はタグなし。Snapshot2はRBIN-EXCLUDE=RETENSION-7DAYSを指定。Snapshot3はRBIN-INCLUDE=RETENSION-30DAYSを指定しています。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_8.png

まとめて削除します。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_9.png

ゴミ箱に入っていました。

update-ebs-snapshot-ami-rbin-tag-control_10.png

Snapshot1はタグが指定されていないので7日ルールが適用されています。Snapshot2はEXCLUDEタグが指定されているため、どのルールも適用されていません。Snapshot3はINCLUDEタグが指定されていますので、7日ルールと30日ルールが適用されます。複数のルールがマッチした場合は、一番長いルールが適用されます。そのため30日の保持期間となっています。

まとめ

タグによる保持ルールの適用がサポートされたことで、より柔軟にゴミ箱を活用できます。現在の運用ルールなど見直してみてください。

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