[アップデート] EBSスナップショットとAMIのゴミ箱保持ルールの適用対象をタグで制御できるようになりました
こんにちは。サービス開発室の武田です。
EBSスナップショットとAMIでは、削除後でも一定期間復旧できるゴミ箱機能があります。
今回アップデートで、このゴミ箱機能が適用される対象をタグで制御できるようになりました。
やってみた
マネジメントコンソールからゴミ箱のページにアクセスし保持ルールを作成します。「保持ルールを作成」を謳歌します。
保持ルールの名前を入力します。
下にスクロールすると、「保持するリソースを選択」のセクションがあります。ここでは次の2つを選択できます。
- 基本的にすべてにルールを適用し、一部のみ除外する
- 一部のみルールを適用する
今回は一部のみ除外のルールを作成してみます。「除外タグ」に、EBSスナップショットに設定するタグを指定します。
これで完成です。
同じように一部のみ適用するルールも作ってみます。
こちらは「照合するリソースタグ」にルールを適用したいタグを指定します。
完成しました。
こちらにEBSスナップショットを用意しました。Snapshot1はタグなし。Snapshot2はRBIN-EXCLUDE=RETENSION-7DAYS
を指定。Snapshot3はRBIN-INCLUDE=RETENSION-30DAYS
を指定しています。
まとめて削除します。
ゴミ箱に入っていました。
Snapshot1はタグが指定されていないので7日ルールが適用されています。Snapshot2はEXCLUDEタグが指定されているため、どのルールも適用されていません。Snapshot3はINCLUDEタグが指定されていますので、7日ルールと30日ルールが適用されます。複数のルールがマッチした場合は、一番長いルールが適用されます。そのため30日の保持期間となっています。
まとめ
タグによる保持ルールの適用がサポートされたことで、より柔軟にゴミ箱を活用できます。現在の運用ルールなど見直してみてください。