リモートワーク環境整備(液タブを使ってトリプルディスプレイ環境を作った)

リモートワークを便利にするために、液晶タブレットを買ってトリプルディスプレイ環境を作ってみました。
2020.05.31

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

タイの三並です。 現在、新型コロナ(COVID-19)の影響でタイに戻ることができず、日本の実家に閉じ込められたまま2ヶ月以上仕事をしています(こちら参照)。そんな中で仕事効率を上げるため、いろいろなものを買ってきてノートPC環境の改善にチャレンジしています。 その中で特に気に入った液晶タブレットについて書いてみます。

出来上がった環境の写真

まずさきに、現在の環境を写真にて公開しておきます。

ノートPCは、Lenovo 320S(Windows 10)なのですが、仕事上タイ語キーボードが必須なので、タイで購入したモデルになります(タイ語キーボードは英語キーボードにタイ文字刻印が追加されたものになります)。

ノートPCの上にあるのは、ノートPCと同じサイズのモバイルディスプレイです。個人的にはこの同じサイズのディスプレイを上部に配置、というのが非常に気に入っています。視点移動距離が短めになり、画面サイズが全く同じなのでディスプレイ間の視点移動時に目が疲れないです。

そして右にあるのは、今回購入して非常に気にっている液晶タブレット(Parblo Coast10)です。以下、液晶タブレットは液タブと省略します。

動機

私自身は会議をするときや自分のアイデアをまとめるときにホワイトボードを使うのが好きです。いま自宅にホワイトボードを買っておくスペースもないので、仕方なく白紙を手元に用意しておいて、会議中に紙に書いたものを写真撮って送るということをしていました。この方法、会議中に書きながらアイデアをまとめるということができずに不便を感じていました。

さてに、現在、フルリモートワーク状態で、打ち合わせで頻繁にZoomを使っています。このZoomなのですが、ホワイトボード機能があり、手書きで図を書いて画面共有する機能があります。ところがマウスで図を書くというのはなかなかきれいに書けないし、自分の頭の中にあるアイデアをスムーズに書き出すことができないために、Zoomのホワイトボード機能はあまり使えないと感じていました。

ペンタブ購入

このZoomのホワイトボード機能を気持ちよく書くためには、ペンタブレット(以下ペンタブと略)か、液タブがあると便利そうということで、まずは液タブに比べて安いペンタブを購入しました。ノートPCの手前にペンタブを置くという配置が難しく、マウスの奥の位置に配置して使ってみました。

なのですが、この配置だとペンタブだと線が真っ直ぐにかけません。1,2時間使って色々といろんなソフトで図を書いてみたのですが、全然気持ちよく図が書けずペンタブそのままお蔵入りになりました。残念ながらペンタブは無駄な出費になってしまいました。

液晶タブレット選定

そこで諦めてもしょうがないので、液タブを買おうということで選定に入りました。 あまり大きなものだと置く場所に困ることがわかっていたし、値段も高くなるので、12インチ以下の液タブで選定をはじめました。

結局選んだのがこちらのParblo Coast10です。 色々と調べて多くの液タブがHDMI接続+USBになっていました。これだと現在デュアルディスプレイに使っている上部サブモニタが使用できなくなってしまいます。 色々と選定した中で唯一USB3のみで接続できるのが、Parblo Coast10でした。しかも小さめで値段も安い(Amazonで2万円程度)、おまけにUSB3ハブもついている。というわけで、こちらを購入して設定してみました。

余談ですが、パッケージの中国語がなんだかかっこいい。

設置

実際のParblo Coast10で適当な図を書いたらこんな感じです。

イメージをそのまま書き込める感じが気に入っています。

設置位置は最初の写真の通り、ノートPCの右側。ネットからドライバをダウンロードしてインストールしました。ディスプレイ用ドライバとタッチ用ドライバの2種類インストール必要ということに最初気が付かずに苦戦しましたが、インストールさえしてしまえば、あとは設定は楽でした。

使った感触としては、USB3接続なので、ディスプレイ表示の反応速度やペンタッチの反応速度は微妙に遅いです。なので本格的に絵を書きたい人には物足りな気はします。なのですがZoomのホワイトボードが使いたいと言うだけの目的であれば、この性能で十分でした。

普段は3つ目のディスプレイとして、一旦視界から外したいアプリのSlackやLINEなどを常時表示させるのに使っています。そして、Zoom会議で何か説明をしたいときにはホワイトボード用として使用。ブレスト的な会議でアイデアを書き出して議論するようなときに非常に使い勝手がいいです。

単にトリプルディスプレイ用として考えても2万円という値段であれば決して高すぎることもないと思います。 前にトリプルディスプレイにするために外付けグラフィックボードを買おうかとも考えたのですが、グラボだけで安くても3万円くらいでそれにディスプレイも買うことを考えると最低でも5万円程度の出費。それに比べればかなり安いお値段かなと思います。


リモートワーク環境の整備案の1つとして参考になればと思います。