AWS CLI v2のconfigure Importを使ってみた #reinvent
好物はインフラとフロントエンドのかじわらゆたかです。
インフラ好きとしては避けては通れない、AWS CLI。
それの新しいメジャーバージョンのセッションに参加したので、その中で紹介された機能を紹介します。
セッションのレポートブログは望月のブログを参照してください。
インストール方法の変更
望月のブログでも書かれていますが、v2でのインストール方法の提供がv2から変更とのアナウンスがありました。
- Windows Installer(従来どおり)
- Mac .pkg installer
- Linux installer
v1であった、pip経由でのインストールが無くなり、 Bundled installerがMacでは.pkg形式での提供に、 Linuxではinstallerの提供に変わるとのことです。
Macの.pkg installerは GithubのReleaseページ から入手が可能です。
install自体は特別なことは無いため省略します。
インストール後、AWS CLI v2がインストールされたことを確認します。
$ aws --version aws-cli/2.0.0dev0 Python/3.7.1 Darwin/17.7.0 botocore/1.12.48
実際に使ってみた
新しい機能についての紹介があったので、その中のConfigureのImportを実際に使ってみました。
※当エントリの内容は2018年11月中旬時点での「ベータ版」での実践内容となり、正式リリース版とは挙動や内容が異なる場合があります事をご了承ください。
CSVファイルのImportが行えるようになりました。
今までは、CLIで用いるCredentialを登録する際は、
IAMユーザーとそのユーザーに基づくCredentialを作成し、そのCredentialをaws configure
コマンドから入力(コピペ)する必要がありました。
AWS CLI v2からはコピペする必要がなくなります。
aws configure
コマンドにimport
というコマンドが増えています。
$ aws configure help AVAILABLE COMMANDS o add-model o get o import o list o list-profiles o set
このコマンドを用いることで、Credential作成時のCSVファイルを直接importすることが可能となります。
記法としては以下のようになります。
$ aws configure import --csv file://credentials_sample.csv
このコマンドを用いて作成すると、IAMユーザー名のProfileでcredentialがimportされます。
具体的には下記のようになります。
User name,Password,Access key ID,Secret access key,Console login link sample_user,,AKIAIOSFODNN7EXAMPLE,wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY,https://123456789012.signin.aws.amazon.com/console
[sample_user] aws_access_key_id = AKIAIOSFODNN7EXAMPLE aws_secret_access_key = wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY
sample_user
という名前で作成されたcsvのcredentialがsample_user
プロファイルとして取り込まれたことがわかります。
また、オプションの--profile-prefix
を付与することで、profile前にprefixを付与することができます。
この場合、コマンドと結果は下記のようになります。
$ aws configure import --csv file://credentials_sample.csv --profile-prefix reinvent2018
[reinvent2018sample_user] aws_access_key_id = AKIAIOSFODNN7EXAMPLE aws_secret_access_key = wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY
まとめ
configure importの導入によってCredentialの設定等が非常にやりやすくなりました。
AWS CLI v2これからもどんどん使っていきたいと思います。