Elastic BeanstalkコンソールからALBが選択できるようになりました!
西澤です。もはやHTTP/HTTPSの負荷分散をする場合、デフォルトとなっているApplication Load Balancerですが、AWS Elastic Beanstalkから利用するケースでは、AWS Management Consoleから設定することができず、EB CLIを利用しなければいけないという制限がありました。
【アップデート】Elastic BeanstalkがApplication Load Balancer(ALB)をサポートしました!
今回のアップデートで、ついにAWS Management ConsoleからGUIベースでALBが利用できるようになりましたので、ご紹介してみます。
事前準備
今回のアップデートを利用する為には、Elastic Beanstalk Consoleのアップデート(オプトイン、切り戻しも可能)が必要です。
新しいEBコンソール
どこが変わったのかというとEnvironment(設定)画面のグルーピングとレイアウトが大きく変更となっていました。今回、ロードバランサーの種別を選べるようになったので、"ロードバランサー"の項目で設定が変更できるようになっています。
リスナー設定、ヘルスチェック、ルールの設定が編集できるようになっています。ターゲットグループまで一気通貫で管理が可能です。これは嬉しいですね。
スケーリングトリガーで利用できるメトリクスは、これまで通りCLB対応のもののみのようですので、ALB対応のメトリクスをトリガーに設定したい場合には、ebextensions等で工夫して管理する必要があります。CLB対応のメトリクスをスケーリングトリガーに指定しても、ALB環境では動作しませんのでご注意ください。
まとめ
個人的にはEBの管理はEB CLIがオススメと考えているので、設定上はEB CLIから行うこと自体は問題ありませんでした。ただ、これまでAWS Management Consoleの画面上から各環境がCLB/ALBのどちらを利用しているのかがわからないという問題があったので、今回のアップデートで視認性も上がり、管理しやすくなったのではないでしょうか?EB環境でもALB化の流れがさらに加速すると思います。
どこかの誰かのお役に立てば嬉しいです。