Ricty for Powerline フォントとvim Airlineでかわいくて実用的なPython開発環境を作る

Ricty for Powerline フォントとvim Airlineでかわいくて実用的なPython開発環境を作る

Clock Icon2016.08.07

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はじめに

こんにちは植木和樹@上越妙高オフィスです。新潟からリモートワークしながら打ち合わせする際には、GoogleハングアウトでSublime Textを開いた画面を共有しつつ、その日の議題や決まったことを書いて認識をあわせながら進めていくスタイルです。

先日営業事務の女の子と打ち合わせしてたら

植木さんのそのフォントかわいらしいですね

と言われて上機嫌になったので、勢いでvimの開発環境を設定してみました。

必要なもの

Sublime TextでもiTerm2でも普段使っているフォントはRictyです。視認性が良くて、見た目が柔らかいためここ数年気に入って使ってます。というわけで必要なのはこちら。

  • Homebrew (Rictyフォントをインストールすため)
  • vim 7.4
  • dein (vim 7.4用のプラグインマネージャー)
  • vim-airline (ステータスラインを見やすくしてくれる vimプラグイン)
  • Jedi Python (Python開発環境 vimプラグイン)
  • iTerm2 (OSX標準のTerminal.appに代わるターミナルソフト)

ライトプログラマーなのでvimをIDE並に高機能にするような設定はしていません。見やすく軽快に動けばOK。

以前はOSX標準のvim 7.3にNeoBundleを使ってプラグイン管理をしていたのですが、2016年時点ではNeoBundleに代わってdeinを使うのが主流なのだそうです。で、deinはvim 7.3では動かないので、Homebrewから vim 7.4 をインストールします。

vim 7.4をインストール

$ brew --version
Homebrew 0.9.9 (git revision b8ce1; last commit 2016-08-06)
Homebrew/homebrew-core (git revision fea88; last commit 2016-08-06)

$ brew install vim

Rictyフォントをpowerlineパッチ付きでインストール

$ brew upgrade ricty --vim-powerline --powerline
$ cp -f /usr/local/Cellar/ricty/4.0.1/share/fonts/Ricty*.ttf ~/Library/Fonts/
$ fc-cache -vf

設定

まだインストールしたばかりなのでデフォルト値+参考サイトをみながらって感じで、カスタマイズはほとんどしていません。

deinによるプラグインインストール

call dein#add('davidhalter/jedi-vim')
call dein#add('vim-airline/vim-airline')
call dein#add('vim-airline/vim-airline-themes')

vim-airlineまわりの設定

"Airline
"2016/08/05
set laststatus=2
set showtabline=2 " 常にタブラインを表示
set t_Co=256 " この設定がないと色が正しく表示されない
let g:airline#extensions#tabline#enabled = 1
let g:airline#extensions#tabline#buffer_idx_mode = 1
let g:airline_theme='papercolor' "落ち着いた色調が好き
let g:airline_powerline_fonts = 1

スクリーンショット

通常のRictyフォントでvimを起動するとこんな感じになります。一部フォントがおかしくて"?"になってます。

20160807_vim_000

そこでiTerm2のプロファイルでNon-Ascii フォントをRicty Regular for Powerlineに設定します。

20160807_vim_001

iTerm2でフォントを変更すると"?"になっていたところに特殊文字が設定されて見栄えがよくなります。

20160807_vim_002

かわいい。

20160807_vim_003

vim-airlineのおかげで、gitのブランチ名や行番号、カラム番号、ファイルの文字コードなんかもステータスラインに表示してくれます。ファイル保存時に行末に余計なスペースが入っていたりすると右端に警告も表示してくれるのもうれしいですね。

まとめ

まだまだカスタマイズして見やすくする余地はあるのですが、若かりし頃にemacs(mule)の設定に数週間没頭してしまった経験の反省として、普段使いの環境はほどほどにしています。日々プログラミングするのであれば、ガッツリオレ色に染めるんですけどね。

最後に参考サイトを載せておきます。vimは歴史が長い割に開発環境まわりのトレンドが頻繁に変わるので、ネットで検索してもどれが新しい情報なのか取捨選択するのが一番大変でした。本ブログでは初期設定やカスタマイズについては取り上げていないので、下記サイトを参考にオススメプラグインやテーマを設定してみてください。

落ち着いた色使いがいいので、次はiTerm2のカラースキームをJapanesqueに変えてみようかなとか、Uniteを使ってvimのバッファー切り替えまわりの使い勝手を見なおそうかなーと思っています。

みなさまも夏休みに普段使い慣れたツールの整理・改善などはいかがでしょうか?

参考サイト

dein関係

Ricty関係

vim-airline関係

jedi-vim関係

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