VMware Cloud on AWSを体系的に学べるハンズオンラボを触ってみた

サクッとVMware Cloud on AWSの雰囲気を掴みたい方へ

こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。

皆さんは、VMware Cloud on AWSに触れたことがございますか? 私はあります。
ただ、製品の使い方によっては途方も無い金額の負担になりかねないため、敬遠されることもあると思います。

本来、VMware Cloud on AWSは「勉強のために触ってみるぞ〜!」などのノリで軽く負担できるような金額ではないのですが、これをウェブ上で試せる VMware Hands-on Labs (HOL) をご紹介します。

VMware Hands-on Labs (HOL)の特徴

VMware Hands-on Labs (HOL)の特徴を3行にまとめました。

  • ウェブブラウザを通じてVMware製品の環境を体験できる。完全無料
  • 規定の時間に達すると環境がリセットされる
  • ラボに製品ガイドが付属している

なお、実際に製品が触れるラボと、擬似環境で追体験できるラボの2種類があります。
(VMware Cloud on AWSは後者です。デプロイ時間が気にならないようにカットされたりしています)

VMware Hands-on Labs (HOL)の使い方

前記事でも紹介していますが、改めて手順を提示します。

まず、以下サイトにアクセスしましょう。

現在受講できるコースが並んでいますので、目的のコースを選択します。
本エントリで紹介するラボは HOL-2387-91-ISM-JA-MYVMW-HOL です。

Customer Connectアカウントをお持ちの方はログインします。 お持ちでない方はアカウントを作成しましょう(会社情報の入力があるので、会社ドメインが望ましいです)

ラボを初めて受講する際など、初回製品登録が完了していない場合は、[登録する]をクリックします。
次の画面で、個人情報を入力してAcceptしましょう。

ブラウザによってはポップアップがブロックされるので、これを許可します。

ラボとマニュアルが表示されていれば、接続は完了です。

なお、ラボは時間で終了するか、[終了]ボタンのクリックにより終わることができます。
最後にアンケートが表示されるので、回答・フィードバックを送ると喜ばれると思います。

VMware Cloud on AWS ライトニング ハンズオンラボ

それでは本題に戻り、このラボで実施する内容です。
手順の詳細はラボのガイドに記載がありますのでここでは省略します。

学習内容は2つのモジュールに分かれています。(コンソールタブから切り替えが可能)

モジュール1

(1) VMware Cloud on AWSを接続するための Connected VPC, サブネットの作成

(2) VMware Cloud on AWSからAWSへCloudFormation展開

(3) VMware Cloud on AWSのSDDC作成

(4) SDDCダッシュボードの確認

(5) SDDCのスケールアップ

モジュール2

(1) vCenterへのアクセス方法

(2) 管理ゲートウェイの設定変更

(3) SDDC vCenter Serverへのログイン

(4) vCenterの操作

(5) ライトテーマ・ダークテーマの切り替え

感想

私の場合、ドキュメントを読みながら30分程度で完了することができました。流石はライトニングラボです。

VMware Cloud on AWSはデプロイ時間だけで1~2時間ほど掛かるため、ローディングやデプロイの時間をカットするなど、ラボでは時間を節約するために嬉しい工夫が入っていました。
操作手順や概要を学ぶには非常に良い教材だと思います。

管理ゲートウェイ・コンピュートゲートウェイの操作は、現在のバージョンではNSX側に移管されているため、そこが最新版ではありませんでしたが、そのうち更新されると思います。(操作内容は大差ありません)

ただ、欲を言えば、VPCのサブネットを4つ手動で作る部分や、パスワードをメモ帳に貼るフローだけ、個人的な体験として微妙だったので、更新するタイミングがあれば直して欲しいなと思いました。

次のステップ

VMware Hands-on Labs (HOL)では、様々なラボが公開されています。
気になるコースを検索欄で探して、[登録]をクリックすればお試しできるので、是非遊んでみてください。

おわりに

お手軽にVMware Cloud on AWSに触ることのできるVMware Hands-on Labs (HOL)を紹介しました。
この製品を始める際に必要な手順が盛り込まれていましたので、どなた様も体験していただいて損はないと思います。
ちなみに今回は、以前イベントで「VMware Cloud on AWSって敷居が高い。。。」とご相談いただいたので紹介させていただきました!

先日、同様にVMware Aria OperationsのHOLも試してみているので、興味があれば是非ご覧ください。

クラスメソッドでは、VMware Cloud on AWSのリセールやご支援も取扱いしておりますので、是非お問い合わせいただければと存じます。

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。

それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!

参考