VS Code を winget でインストールしてみた
5月6日なので(?)VS Code 1.56 がリリースされました。
アップデート内容に
winget installation - VS Code is available via the Windows Package Manager.
とありましたので早速 winget で VS Code をインスト―ルしてみます。
(事前準備)Windows Sandbox 環境構築
自分のマシンには当然のように VS Code がインストールされていますし、今回のためにアンインストールして検証するのは割に合わないので Windows Sandbox の中で試します。
まずは Windows Sandbox を立ち上げます。
Windows Sandbox で winget を使うための環境構築として下記から「C++ Runtime framework packages for Desktop Bridge」をダウンロードしインストールする必要があります。
Windows Sandbox 内で上記 URL を開き、「How to install and update Desktop framework packages」に各環境ごとのパッケージが配布されているのでダウンロードします。
ダウンロードが完了したらディレクトリを PowerShell で開き、下記コマンドを実行します。
Add-AppPackage -Path .\Microsoft.VCLibs.x64.14.00.Desktop.appx
winget インストール
winget のインストールは下記を参考に GitHub からパッケージをダウンロードし、コマンドを実行してインストールしました。
Add-AppxPackage -Path .\Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.appxbundle
VS Code を winget でインストール
インストール方法には下記の2種類あります。
- マシンに存在する全てのユーザが使えるインストール方法(マシンインストール)
- 現在使用中のユーザのみが使えるインストール方法(ユーザインストール)
--scope
オプションで切り替えるだけなので2種類とも試してみました。
マシンインストール
winget install -q vscode --scope machine
ユーザインストール
winget install -q vscode --scope user
ちなみに --scope
を指定しなかった場合はユーザインストールが行われました。
明示的にマシンインストールを行いたい場合は --scope machine
を忘れないようにしましょう。
まとめ
事前準備に時間がかかってしまいましたが、winget を用いれば簡単に VS Code をインストールできました。 また Windows Sandbox 環境で試すことで新規インストールを検証できるのは大変ありがたいです。
ただしインストーラーで指定できる右クリックメニューの拡張に関する設定ができません。その時は手動でインストーラーを実行して再インストールすれば大丈夫です。
winget はプレビュー版が公開されて約1年経ちます。VS Code 以外にも沢山のアプリケーションが簡単にインストールできるので正式リリースが待ち遠しいですね。