VS Code を winget でインストールしてみた

VS Code を winget でインストールしてみた

Clock Icon2021.05.06

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5月6日なので(?)VS Code 1.56 がリリースされました。

アップデート内容に

winget installation - VS Code is available via the Windows Package Manager.

とありましたので早速 winget で VS Code をインスト―ルしてみます。

(事前準備)Windows Sandbox 環境構築

自分のマシンには当然のように VS Code がインストールされていますし、今回のためにアンインストールして検証するのは割に合わないので Windows Sandbox の中で試します。

まずは Windows Sandbox を立ち上げます。

Windows Sandbox で winget を使うための環境構築として下記から「C++ Runtime framework packages for Desktop Bridge」をダウンロードしインストールする必要があります。

Windows Sandbox 内で上記 URL を開き、「How to install and update Desktop framework packages」に各環境ごとのパッケージが配布されているのでダウンロードします。

ダウンロードが完了したらディレクトリを PowerShell で開き、下記コマンドを実行します。

Add-AppPackage -Path .\Microsoft.VCLibs.x64.14.00.Desktop.appx

winget インストール

winget のインストールは下記を参考に GitHub からパッケージをダウンロードし、コマンドを実行してインストールしました。

Add-AppxPackage -Path .\Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.appxbundle

VS Code を winget でインストール

インストール方法には下記の2種類あります。

  • マシンに存在する全てのユーザが使えるインストール方法(マシンインストール)
  • 現在使用中のユーザのみが使えるインストール方法(ユーザインストール)

--scope オプションで切り替えるだけなので2種類とも試してみました。

マシンインストール

winget install -q vscode --scope machine

ユーザインストール

winget install -q vscode --scope user

ちなみに --scope を指定しなかった場合はユーザインストールが行われました。 明示的にマシンインストールを行いたい場合は --scope machine を忘れないようにしましょう。

まとめ

事前準備に時間がかかってしまいましたが、winget を用いれば簡単に VS Code をインストールできました。 また Windows Sandbox 環境で試すことで新規インストールを検証できるのは大変ありがたいです。

ただしインストーラーで指定できる右クリックメニューの拡張に関する設定ができません。その時は手動でインストーラーを実行して再インストールすれば大丈夫です。

winget はプレビュー版が公開されて約1年経ちます。VS Code 以外にも沢山のアプリケーションが簡単にインストールできるので正式リリースが待ち遠しいですね。

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