
ラスベガスの完全自動運転車に乗るため、Zooxアプリをインストールしてみた
2014年設立の自動運転開発企業Zoox、2020年にAmazon傘下となり、自動運転によるMaaS(Mobility as a Service)の実現について、昨年のre:Invent 2024でも紹介されていました。
長らく試験運転が続けられていたZoox、2025年9月より ラスベガスで 一般客を乗せた運行が開始されました。
今回、Zooxの利用に必須となるモバイルアプリのインストールを試みる機会がありましたので、紹介します。
インストール
今回、Androidスマートフォン(Pixel 10)で、Zooxアプリのインストールを試みました。
メインで利用している日本のGoogleアカウントでは、Zooxアプリは「お使いの国ではご利用いただけません」と表示され、配布対象外となっていました。

そこで、2019年のre:Invent参加時に宿泊した ラスベガスのホテルを住所として登録していた、米国設定のGoogleアカウントに切り替えて、Zooxアプリをインストールを実施する事ができました。


アプリの初期設定
アプリを起動すると、サインアップ、電話番号の登録が求められます。

電話番号登録
地域として 日本 (81)を選択しました。

電話番号は、国内キャリアで発行された携帯電話番号(090/080/070)を入力しました。

国際SMSで、0005で始まる番号から6桁のコードが届きました。
コードが反映され、アプリ起動画面に進みました。

各種許可
位置情報と、通知の許可設定を実施しました。

位置情報、アプリの利用中は許可する設定としました。

通知も許可しました。


アプリの初期案内
ラスベガスのサービス提供地域が表示されました。

続いて注意事項が表示されました。

- 運行時間: Ride 11 am - 1 am daily (毎日午前11時から午前1時まで運行)
- 年齢制限: Riders must be age 8 or older (利用者は8歳以上であること)
- 料金: Your ride's on us! (無料です!)
- 禁止事項: No pets, smoking, or vaping (ペット、喫煙、VAPEは禁止)
などの案内が表示されました。
評価を試みたタイミングでは営業時間外であると表示されました。

iOS版(iPhone)に関する注意点
iOS版についても、米国の住所登録がされているiTuneID(Apple ID)を利用すれば、Zooxアプリのインストールは可能でした。

ただし、iTuneIDの地域変更には回数制限があり、頻繁に変更できません。
また、1台の端末で複数のiTuneIDを併用する(サインイン・サインアウトを繰り返す)のは非常に手間がかかります。
メインのスマートフォンとして利用しているiPhoneでは、Zooxアプリのインストールは試みない事をおすすめします。
まとめ
Zooxアプリは、日本のGoogleアカウントではインストールできませんが、米国の住所登録があるアカウントを使えばAndroidスマートフォンに導入可能なこと、電話番号認証は日本の携帯電話番号を利用する事ができました。
2025年10月時点、Zoox に乗車、降車 利用できるのは 5つの指定された乗降場所のみですが、ストリップ大通りのホテル間の移動に使える可能性があります。
- リゾート・ワールド・ラスベガス (Resorts World Las Vegas)
- エリア15 (AREA15)
- トップゴルフ (Topgolf)
- ニューヨーク・ニューヨーク (New York New York)
- ルクソール (Luxor)
ラスベガスに渡航予定があり、Androidユーザー(もしくはサブ機の準備が可能な方)は、渡航前に米国アカウントの準備をしておくと、現地で Zooxをスムーズに試せるかもしれません。
筆者も11月末に現地を訪れる予定なので、乗車できる機会があれば、実際の乗り心地もレポートしたいと思います。
参考URL








