ラスベガスの完全自動運転車に乗るため、Zooxアプリをインストールしてみた

ラスベガスの完全自動運転車に乗るため、Zooxアプリをインストールしてみた

2025年9月よりラスベガスで一般運行を開始したAmazon傘下の自動運転車「Zoox」。利用に必要な Zoox アプリのインストールを、米国住所登録のGoogleアカウントで試みた手順を紹介します。
2025.10.29

2014年設立の自動運転開発企業Zoox、2020年にAmazon傘下となり、自動運転によるMaaS(Mobility as a Service)の実現について、昨年のre:Invent 2024でも紹介されていました。

https://youtu.be/j-LpPv9vBvk

長らく試験運転が続けられていたZoox、2025年9月より ラスベガスで 一般客を乗せた運行が開始されました。

https://www.lvtaizen.com/1434/

今回、Zooxの利用に必須となるモバイルアプリのインストールを試みる機会がありましたので、紹介します。

インストール

今回、Androidスマートフォン(Pixel 10)で、Zooxアプリのインストールを試みました。

メインで利用している日本のGoogleアカウントでは、Zooxアプリは「お使いの国ではご利用いただけません」と表示され、配布対象外となっていました。

取り扱っておりません案内

そこで、2019年のre:Invent参加時に宿泊した ラスベガスのホテルを住所として登録していた、米国設定のGoogleアカウントに切り替えて、Zooxアプリをインストールを実施する事ができました。

https://dev.classmethod.jp/articles/google-fi-pixel4-esim/

Zooxインストール

Zooxアプリ詳細

アプリの初期設定

アプリを起動すると、サインアップ、電話番号の登録が求められます。

サインアップ

電話番号登録

地域として 日本 (81)を選択しました。

国選択

電話番号は、国内キャリアで発行された携帯電話番号(090/080/070)を入力しました。

電話番号登録

国際SMSで、0005で始まる番号から6桁のコードが届きました。

コードが反映され、アプリ起動画面に進みました。

コード入力

各種許可

位置情報と、通知の許可設定を実施しました。

アプリ起動画面

位置情報、アプリの利用中は許可する設定としました。

位置情報許可

通知も許可しました。

通知許可

通知の許可

アプリの初期案内

ラスベガスのサービス提供地域が表示されました。

ラスベガス地図

続いて注意事項が表示されました。

注意事項案内

  • 運行時間: Ride 11 am - 1 am daily (毎日午前11時から午前1時まで運行)
  • 年齢制限: Riders must be age 8 or older (利用者は8歳以上であること)
  • 料金: Your ride's on us! (無料です!)
  • 禁止事項: No pets, smoking, or vaping (ペット、喫煙、VAPEは禁止)

などの案内が表示されました。

評価を試みたタイミングでは営業時間外であると表示されました。

時間外案内

iOS版(iPhone)に関する注意点

iOS版についても、米国の住所登録がされているiTuneID(Apple ID)を利用すれば、Zooxアプリのインストールは可能でした。

iOSのZoox

ただし、iTuneIDの地域変更には回数制限があり、頻繁に変更できません。
また、1台の端末で複数のiTuneIDを併用する(サインイン・サインアウトを繰り返す)のは非常に手間がかかります。

メインのスマートフォンとして利用しているiPhoneでは、Zooxアプリのインストールは試みない事をおすすめします。

まとめ

Zooxアプリは、日本のGoogleアカウントではインストールできませんが、米国の住所登録があるアカウントを使えばAndroidスマートフォンに導入可能なこと、電話番号認証は日本の携帯電話番号を利用する事ができました。

2025年10月時点、Zoox に乗車、降車 利用できるのは 5つの指定された乗降場所のみですが、ストリップ大通りのホテル間の移動に使える可能性があります。

  • リゾート・ワールド・ラスベガス (Resorts World Las Vegas)
  • エリア15 (AREA15)
  • トップゴルフ (Topgolf)
  • ニューヨーク・ニューヨーク (New York New York)
  • ルクソール (Luxor)

ラスベガスに渡航予定があり、Androidユーザー(もしくはサブ機の準備が可能な方)は、渡航前に米国アカウントの準備をしておくと、現地で Zooxをスムーズに試せるかもしれません。

筆者も11月末に現地を訪れる予定なので、乗車できる機会があれば、実際の乗り心地もレポートしたいと思います。

参考URL

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2046611.html

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