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エンジニアがブログを書き続けるための5つのマインドセット

2016.12.26

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はじめに

こんぬづは、最近はパスピエというグループにハマっていて聞いていると開発とブログが捗る田中です。

今回はエンジニアがブログを書き続けるために必要だと私が考えているマインドセットの方法を紹介します。

もくじ

 

対象読者

  • ブログを書こうと思っているが書けずに苦戦しているエンジニアの人
  • これからブログを書いてみようかなと思っているエンジニアの人

メインの対象読者はエンジニアを想定していますが、本記事はブログ書きをする人に共通して必要なマインドセットとしても捉えられるため、エンジニアに限らずブログを書こうと思っている人、書く必要に迫られている人に読んでほしい内容にもなっています。

 

この記事の説明

最近私のまわりのエンジニアの方から「ブログを書こうとは思うのだが書けない」「書き続けられない」という声を度々聞きます。私もこのDevelopers.IOというブログを運営するクラスメソッドに勤め始めて、今では月間平均8本ほど書けるようになっていますが、思い返せばそれ以前はせいぜい月1, 2本くらいしか書けていませんでした。

なぜ書き続けられるようになったかを思い起こすと、ブログを多く書く環境や文化が社内にあったというのも大きかったですが、それ以上に書いていく上で必要ないくつかのマインドセットがあることに気づけたという点が大いにありました。

今記事ではそんな、私がブログを書き続ける上で大切にしている5つのマインドセットについてご紹介します。

 

あなたが書いた記事は「必ず」誰かの役にたつ

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ブログを書くとき、こんな風に思うことはないでしょうか。

  • 「私が知っていることなんて世の中ではとうに語り尽くされている」
  • 「自分がまとめずとも、すぐに誰かが良い紹介ブログを書いてくれる」
  • 「僕が書く内容なんてうすっぺらくて紹介しても意味がない」

この気持ちはとてもよくわかります。私もそうでした。

しかしどうでしょう、あなたがこれまでに読んできたブログはどれも高尚な内容だったでしょうか?あなたが理解しやすいと思ったブログは必ずしもニッチな内容であったり、奥深くまで語られた内容だったでしょうか?

ここで言いたいのはその記事を読んだ人の「ためになる」というのは必ずしもレベルの高い記事ではないという点です。ITの業界において上を見ればいくらでもツワモノがいます。その人たちにも向けたものを書くとすれば骨が折れるかもしれませんが、しかし自分がこれまでに歩んできた道のりを振り返るとどうでしょう?自分のレベルで書いたブログは観点や表現が今の自分とちょうど同じものになります。これから同じ段階を歩んでいく人も、同じレベルに到達したときにちょうどその観点や表現が、わかりやすかったりするものです。そのため、上記で挙げたネガティブな要素はなんら気にすることなど無いのです。

ここでクラスメソッド社内に伝わる二つの秘伝を紹介します。

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あなたが「今」書くことに意味があるのです。

 

目標設定は「あとづけ」する

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目標は全然ピボットして良いという話です。ブログを一定の目標を持って書いていくとすればそれはあくまで自分との戦いである側面が強くなると私は考えています。

本数を目標にするのであれば、私は今年の9月の段階で一年の中で50本ほど書けていましたが、そのときこう考えていました。

「今年100本目標でいきたいなあ。残り3ヶ月で毎月16本くらいかけば100本到達できるなあ。二日に一本書くペースだったらいけるなあ」と。

入社してから特に最大本数は気にしていませんでしたが、とりあえず書けるところまで書いてみて、感じをつかんで、いけそうなところを設定値にする。いわゆる「あとづけ」による目標設定が自分のモチベーションをほどよく保ち続ける秘訣だと考えています。

 

フィードバックを得る機会を持つ

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人の目に触れるようにすることはなににおいても重要なことです。書いた記事が誰かの役に立ったという声が聞ければ、それはなにものにも代えがたいことで、自分のモチベーションを保つことに大いに貢献してくれます。

そのためには、なによりもまず人の目に触れてもらうことが第一です。私はそのために、イベントに出て知り合いを増やすことを行いました。自分を知ってもらって、SNSで繋がっておくと投稿をシェアした時に目に触れやすくなるという利点があります。登壇を行えば、そのテーマに関するブログを書いていますというブログへの導線を直接引くこともできるでしょう。また、アドベントカレンダーなども人の目に触れやすいですね。

良きにしろ悪きにしろ、意見を得ることは自分が成長するための糧に必ずなるでしょう。

 

マサカリは怖くはないし役に立つ

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フィードバックに関してはポジティブな例を上で紹介しましたが、時にはネガティブな、記事に書いている認識は間違えてしまっているのではないか・あるいは本当に間違えているというマサカリが飛んでくるかもしれません。その時は真摯に受け止めて間違いや考慮が足りなかった点を素直に詫びて、正しい内容を素早く学び直して正確な情報を紹介し直せば良いと私は考えています。むしろなぜ認識を間違えてしまったのかという点が重要で、そのことを補填することができれば同じようなつまづき方をする人の気づきを手助けすることができるかもしれません。

かの有名なジョー○ター卿もこう言っていたかもしれません。

なに、ジョジ○、業界人が怖くてブログ書きができない?

ジョ○ョ それは無理やりハイレベルな記事を書こうとするからだよ

逆に考えるんだ、「間違えちゃってもいいさ」と考えるんだ

たまに発言が怖い人がいますが感情的にならず、静かに受け止めて自分の力となることを喜べば良いのです。

 

数字を何気なく追う

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PV数やSNSでのシェア数は純粋にゲームとして楽しいものです。私も業務時間中にシェア数の伸びであったり、はてブのコメントなどをついつい追ってしまったりしますが、ブログにおけるこういった数字は水物です。数字を伸ばすための手法は世の中に紹介されてはいますが、タイミングや運の要素が多分に含まれていると感じます。そのため、「絶対にこの記事はこれだけのPV数が必要だ!それだけ時間と根気をかけたのだから!」と思っていても、十分に数字が伸びない場合の方が多いです。

数字を追いかけすぎてしまうとその目標が達成できなかったとき、次の記事へのプレッシャーが高まってしまってブログ書きを続けるのが困難になったりもします。

私はがっつりではなく、「何気なく」の程度で数字を追うことがブログ書きを続けるためにはちょうどよいと考えています。

 

まとめ

私がブログを書くときに根底に置いているマインドセットについて紹介しました。

「書きたいけど書けない」という想いの中にはこの記事で言及した理由があったりしたのではないでしょうか。私は気張らず、自分の出来る範囲で、気楽にブログ書きを楽しんでいければ良いと常々思っています。この考えが誰かのブログ書きにすこしでも役立てば幸いです。

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