これでもう”ネタ切れ”には困らない!『ブログネタ』の作り方・考え方10選

これでもう”ネタ切れ”には困らない!『ブログネタ』の作り方・考え方10選

Clock Icon2020.03.09

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いやー、ブログ書きたいとは思ってるんですけど、(良い)ネタが無いんですよねぇ...

ブログの執筆について最近調子どうですか?と聞くと、時々このような返答が返ってくる事があります。

個人的には、ネタのストック数については時期に拠って変動はあるもの、「ネタが無くて困った...」ということはここまで(クラスメソッドにジョインして、Developers.IO上でブログを書き始めてからは)一度もありませんでした。色々話を聞いていくうちに、所謂「ブログネタの作り方や考え方について慣れていない」ケースが割とあったりするのかな、と思うようになりました。

そこで当エントリでは、私が個人的に「ブログネタをどういう風にして考えたり・作ったりしているのか」についてまとめてみた内容を紹介したいと思います。

目次

 

基本的には「絶えずネタが無いか」を考えている

「ブログネタの作り方・考え方」の手法や切り口については後述しますが、基本的には絶えず「何か良いブログネタ、無いかな〜」と考えて過ごしています。仕事中でもプライベートでも、同僚との会話の中から、仕事の合間に巡回しているSNSなどから...「このトピック、これをこうすれば良い感じのネタになるかな?」という感じで思いを張り巡らせています。

 

「ブログネタリスト」を作成&メンテナンスしていく

思い付いたネタはどうするか。構想や展開がビシッと固まり、時間的余裕もあるようならば即執筆に移って良いかと思いますが、そうで無ければ「ネタリスト」にストックしておきましょう。リストの形式は何でも構いません。普通にテキストファイルに箇条書きで全然OKです。私個人的には、Markdown形式でチェックリスト([ ]と書いておくとチェックボックスとして表示される)の形にして、未着手のものは空欄、終わったものは[x]と記入してチェック済みの状態に変更しながら、思い付いたネタは追記していくようにして日々メンテナンスしています。

この「ブログネタリスト」の考えについては、#ブログメンタリングの創始者、カック@技術ブロガーさん (@kakakakakku)さんの下記スライドを参考にさせて頂いています。(またこの部分以外にも「ブログメンタリング」については個人的には全面超同意で、社内の同僚への助言や相談事においても諸々参考にさせて頂いています)

この方針に従い、私も「ネタリスト」を作成&メンテナンスしており、現時点で100個以上は書き出しています。内容によって粒度やテーマの明確さは様々ですが、この辺りについても日々考えながら1つのテーマを細分化させて増やしたり、時が来たら明確化させて執筆を進めやすくしておく...といった作業を行っています。

 

「ブログネタ」作成のための切り口・アイデア

ここからは「ブログネタ」作成のための切っ掛けとなるトピックを幾つか言及していきます。

 

1.作業手順を備忘録として残す

日々こなしている案件やタスクをこなす過程で必要となった「作業手順」。この情報を再利用可能な形でまとめておくというのは比較的着手しやすいトピックになるのかなと思います。勿論、案件やお客様情報が入らないように汎用化出来るところは汎用化し、出す必要のない(出してはならない)情報を除外した上でのお話。この手のまとめは「複数回繰り返して行う必要が出てきたら、その時に手順書としてまとめておく・自動化を検討する」ような指針もあるかと思いますが、私個人的には初回で遭遇したタイミングで必要な資料やメモを収集しておき、1回目の作業が済んだ時点で手順書として使えるように、ブログとして起こせるようにしています。1回来たということは同じ作業がまた来る可能性があるよね?という思考です。

 

2.問題解決までの過程をまとめる

インストールや各種設定の手順を進めていたけどエラーが発生した、調べてみたら○○○が原因のようだったので△△△△△に従って☆☆☆☆☆を実行し、無事問題を解決、ゴールまで導く事が出来ました!...というのは日常茶飯事の光景。自分が遭遇した、という事は同じ様な状況・局面に遭遇している、または解决出来ずに困っている人がいる...と考えて良いと思います。その「問題解決」の部分を含めた手順をまとめてブログ化しておくというのもアリですね。

前述「作業手順」同様、案件固有の情報やお客様の情報は除外した上で汎化してまとめておくと、その記事に関するキーワードで検索して辿り着いた読者に喜ばれます。タイトルには関連するキーワードを上手く散りばめておき、また本文には環境における各種ソフトウェアのバージョンや種類、問題遭遇と解決に至る流れなども記載しておくと資料としての有用性も高まります。

 

3.お客様からの問い合わせ事項を昇華

「ブログネタ」はお客様の側からもやってきます。

お客様からの「○○○について、まとまっている資料などはありますか?」「△△△△を□□□□する事って可能でしょうか?」「☆☆☆☆☆を上手く解決出来る手段って何か無いですかね?」というような問い合わせは、そのまま格好のブログネタにも成り得るものです。

(繰り返す形になりますが)問い合わせ頂いたお客様や案件固有の情報等については除外・カットした上で、再利用可能な形でブログに情報をまとめておくことで、その情報を同僚が別の機会でも活用する事が出来ます。(Developers.IOには、そんな局面で利用されているブログエントリが沢山あります)

ちなみにこの手法、再利用可能な形でブログとしてまとまっているだけでも素晴らしいですが、初回問い合わせの返答でブログエントリをサクッと書いて「詳しくはこちらをお読みください」と返せると最高ですね。

 

4.勉強会・イベントレポート

昨今、毎日のように開催されている各種「勉強会」や「カンファレンス」。これらイベントの『参加レポート』とブログとしてまとめるのもネタとしては取っ付き易いものの1つに挙げられるかと思います。弊社の場合『AWS re:Invent 2019 JAPAN PORTAL』代表されるようにイベント事には積極的に参加し、イベントレポートを鬼のような物量で投下していく光景は毎度お馴染みのものとなっています。

まずは直近、興味のあるジャンルや分野の勉強会等に参加してみて、その時のレポートを書いてみるのはいかがでしょうか。勉強会・イベントレポートに関する執筆については下記エントリにてノウハウや参考情報をまとめています。

 

5.書評

興味のある書籍を読んだ感想、所感を『書評』の形でまとめ上げ、ブログとして公開するのも最近増えてきています。

『書評』については、読んだ考えをまとめることで知識の整理にもなるし、その書籍を読もう・買おうと思っているブログ読者の参考にもなるし、何より著者・関係者がその書籍を取り上げてくれることで"嬉しい"という、ウィン(x3)なアイデアです。Developers.IOで挙がっている書評エントリの対象ジャンルは実に様々。『読書』を経て『書評』をまとめるという流れで若干の手間と時間は掛かりますが、総じてSNSの反響も大きいこのテーマ。興味がある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

6.新サービス・新機能の動作検証

ことIT関連のお仕事に携わっている場合であれば、利用している各種サービスやツールの「新機能・新サービス」に関する情報は日々SNS等を通じて入手する事が出来ます。情報の鮮度も良く、またネタの粒度についても程良くまとまっているのでチャレンジしやすいかと思います。最近では、サービスやツールの公式Twitterアカウントでリリース情報がアナウンスされる事が多いです。

ちなみに、AWSに関しては以下の様な形で「AWSアップデート職人」なる立ち位置、ロール(?)まで確立されています。興味のある方はこの「道」を進んでみることで、新しい世界が拓けてくるかもしれません。

 

7.個人的に興味のある内容に挑戦

今時点で自分の知らないこと、興味のあることについては「マスターしたい!」「覚えたい!」というモチベーションも湧き上がってきやすいかと思います。そんんな取り組みをまとめて、ブログに起こすというのも取り組みとしてはオススメです。

なお、この話をすると「とは言え、そういうのって既に誰かしらが書いてしまっているので、あまり意味が無いのでは...?」と言う声が挙がることがあります。そんな時、弊社に昔から伝わる『格言』的な以下の2つのフレーズを引用しています。

  • 被っても 観点違えば 別の記事
  • 被っても 時期が違えば 別の記事

正直、そんなに気にすることないんじゃないかなぁと。内容(テーマも切り口もバージョン等も)丸っ被りだと流石にねぇ...という気はしますが、そこに何かしらの個人的なエッセンスや考え、ポイントが含まれていれば、そしてそれが誰かしらに響けば良いのではないかなぁ、と思います。

 

8.ネタ、思いつきに技術を絡める

日々生活や仕事をしていると「うおぉこれをテーマに何か書きたいぜ!」となることが時々あります。この時の"これ"は必ずしもITに関するものでは無いかも知れません。そんな時はどうするか。うまいことデータや技術を絡めるのです。これもその"度合い"によるかと思いますが、程良くブレンドすることで技術面・ネタ面両方での注目を得る事が出来、反響が大きくなることも多いです。

 

9.ポエム記事

「Developers.IO」では、時折「技術」から離れたエントリが投稿されることがあります。ここで挙げた「ポエム特集」にまとまっているエントリもそれらに該当するものです。著者それぞれが、これまで経験してきたこと、培ってきたものを振り返る。また、今後の展開を予想・想像(・はたまた妄想)する...というのも読み物としては面白いかなと思います。内容・頻度にも拠るとは思いますが、何らかの知見・ノウハウ(これらも広義の意味では"技術"だと思う)が共有されていればアリかなと。

 

10.ネタを周囲から募る

最終手段です。良いブログネタが思い浮かばなかったら、周囲に「良いネタ無いっすか?」と聞いてみましょう。例えば同僚、チーム、部署、社内全般。SNSでそういう類の会話が出来る人達であれば、彼らに向けてそういう質問を投げ掛けてみるのも良いでしょう。

弊社であれば、Slack上問い掛けてみることで「ジョジョの奇妙な冒険」第3部最終盤、DIOが空条承太郎に向けて投げつけたナイフ群の如く、四方八方から「こんなネタどう?」「これ書いてほしい」というアイデアが降ってくると思われます。ここまでくれば「ネタに困る」という事は無くなるでしょう。

 

まとめ

という訳で、私が個人的に「ブログネタ」を作る時に考えていること、どうやってネタを作り出しているかの振り返りまとめでした。

この内容が少しでも皆様のブログ執筆活動の参考になりましたら幸いです。

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