Alteryx Designer Automation アドオンを使ってみた #Alteryx #12 | Alteryx Advent Calendar 2016
はじめに
こんにちは。セールスの大場です。 当エントリは『Alteyx Advent Calendar 2016』の12日目のエントリでございます。
さっそくですが、Alteryx Designer には Automation というアドオンライセンス(有償)があります。 このライセンスがあると、例えば、毎日朝10時、毎週月曜朝10時、毎月10日の朝10時など、日時を指定して Workfolw を実行することができます。定形的な処理がある場合には便利ですね。今回、一連の操作をやってみましたのでご紹介したいと思います。
環境について
- Alteryx のインストーラには、Admin版、Non-Admin版の2種類がありますが、Automation を利用する際には Admin版がインストールしてある必要があります。
- Windows の Alteryx Service が実行中である必要があります。
主な機能
メニューの Options にある以下の2つを使っていきます。
- Schedule Workflow:スケジューラの設定
- View Schedules:登録されたスケジューラの一覧、結果等を参照
では、順番にみていきたいと思います。
Schedule Workflow
Controller の設定
「Local Machine」 または 「Connect to Controller」を選択します。 Automation を利用する場合には前者を選択します。後者は Alteryx Server を利用する際に使用します。
実行オプションの設定
- Run a copy of the workflow stored in the Scheduler DB
このオプションは Workflow をスケジューラデータベースにコピーして実行します。設定後、Workflow を編集することはできません。(Workflow を編集する場合にはスケジューラの設定からやり直しとなります。)
- Run the workflow from its original location on disk
このオプションはディスク上の Workflow を実行します。こちらの場合は、ワークフローのスケジュールを更新せずにワークフローを編集できます。
Frequency の設定
以下のような設定が用意されています。
・Once ・Minutes / Hours ・Days / Weeks ・Months ・Custom
今回は「Minutes/Hours」を選択して 12/10 16:20 から、1分毎、12/10 16:25 まで実施してみました。
View Schedules
それぞれのタブをみていきます。すべて処理完了後の画面となります。
Workflows タブ
スケジューラで設定がされている Workflows の情報です。
Schedules タブ
スケジューリングの設定情報です。
Queue タブ
キューの状況です。同時時刻に設定した場合には状況が確認できます。 今回は1分毎に1つの Workflow を実行するだけなので特になにも表示されません。
Results タブ
Workflow の実行結果が表示されます。
エラーの場合どうなるのかとおもい、Workflow 内で使用しているデータを消してみたところきちんとエラーとして表示されていました。左側の「+」マークから展開して「Output」ボタンをクリックすると結果の概要が確認できます。
最後に
Automation アドオンの一連の流れをご紹介しました。Alteryx Designer を使っていくと徐々にスケジューリングで処理をしたいケースは出てくるのではと思います。そんなときにはこちらのアドオンを検討いただけると幸いです。お問い合わせください!営業的な締めになってしまいました。
ということで Alteryx Advent Calendar 2016 | シリーズ | Developers.IO の12日目のエントリでした。明日は弊社川崎による「Alteryxで主成分分析をしてみる」弊社小澤による「Rのプログラムを組み込んでみる」です(修正)。おたのしみに。