Alteryxのアメリカでの知名度 #alteryx #01 | Alteryx Advent Calendar 2016
こんにちは。セールスの山口です。
当エントリは『Alteyx Advent Calendar 2016』の01日目のエントリです。
本日01日目のテーマは『Alteryxのアメリカでの知名度』です。
技術色が強いだけに営業がブログを書くことはなかなか機会がなかったのですが、今回は色々な切り口でAlteryxについてブログを書こう!という形でアドベントカレンダーの企画が立ち上がりましたので、まずはAlteryxって何者なのかを知って頂くために、アメリカでの知名度やカスタマー事例を紹介していきたいと思います。
クラスメソッドは日本では現在唯一のAlteryx プリファードパートナーです。 販売代理店として2年前からライセンス販売を行っています。
最近では、日本でもお客様からのお問合せが増えてきて、注目度も高くなっていると感じます。発祥の地、アメリカでのデータ分析ツールとしてはIT部門だけでなく利用者が増えています。
目次
本国での知名度
Alteryxの本社はアメリカのCalifornia, Orange County にあります。「The O.C.」で有名になったセレブタウン!
その他にも世界中に9箇所のオフィスを拠点としています。パートナーは世界中に150社以上。AWSやTableauともパートナー同士なので、最近は特にAlteryx+Tableau+AWSで導入ケースが増えてきています。Amazon Redshiftと連携して導入し、より時間短縮とデータの柔軟性を高めることもできます。
ビジョンは[The Leader in Self-Service Data Analytics] (セルフサービスデータ分析のリーダに。)
データに関わる全ての人が誰でも簡単にデータをブレンディング(混合)して、自分で新たに意味を発見する セルフデータ分析ツールとして、人気が出ています。
AlteryxのCEO Dean は今年開催された米国の大手投資銀行ゴールドマン・サックス証券の2016年注目される企業家100人の中に選ばれ、データ分析のマーケットが巨大化している中で新しい風を起こしているとセルフサービスデータ分析としてのポジションを確立しています。
セルフサービスデータ分析ツールについて
そもそもセルフサービスデータ分析ツールは何を指すのか?
BI(Business Intelligence)ツールも日々進化し続けています。本来、データ分析は専門家を必要とし、取り入れるだけで莫大なコストと時間がかかっていました。
しかし、AlteryxのようなBIツールは手軽に自分で操作を行い、新しい視点で課題を発見・理解を手助けをしてくれるツールです。
企業内でも部署によってデータを蓄積し、主に情報システム部が統計・統合、レポーティングの出力の為の設計や環境構築を実施していたところを部署に頼らずに負担を軽減し、部署間で作業連携するようになります。
ガートナーでの評価
世界的にも高い信頼を受けているIT分野の調査会社「ガートナー」による「BIツール・分析プラットフォーム」「複雑な分析vs簡単操作」の評価を見てもわかるように、世界に数多く存在するデータ分析ツールの中でも年々注目を浴び続け、高く評価されています。
「BIツール・分析プラットフォーム」2016年版
縦軸(総合評価:販売、サポート、実績、満足度など)、横軸(ビジョン力:ニーズ理解度、戦略、将来性、イノベーションなど)を表します。右上に行くほど評価が高くなります。
「複雑な分析vs簡単操作」2015年版
今まで専門家でないと分析できなかったデータを、複雑な分析も簡単に操作できるツールとして優位性があると発表されています。
本国での事例
Alteryxの事例ページはグローバルカンパニーも数多く掲載しています。
個人的にここのページを見ているだけでワクワクします。amazon, google, コカコーラ, アディダス, BBC,JP Morgan Chase, KPMG... 小売業から金融、メディア、公共機関などなどバラエティー豊かです。
その中から、当エントリではLevisとFordの事例をご紹介します。
Levi’s
サンフランシスコで設立したジーンズウェアブランド「Levi Strauss & Co. 」。
Levi’sやDockersなどの4つのブランドを110カ国以上、5000以上の店舗で販売しています。
Alteryx導入前
グローバルビジネス分析チームにおける作業各小売店舗によって売上レポートの形式が異なる為、レポート毎月の1000ページ以上のPDFレポートに費やされていました。また、単純作業のレポート複製や地域範囲内設定、そしてサブタイトルを追加するだけでも500時間を要していました。
それなのに、全てのデータをレポートに反映することができず、小売店にとってのニーズとレポートがマッチせずに活用されていませんでした。
Alteryx+Tableauを導入後
Tableauで各ブランド、地域別など8500万桁の列があるセールスデータを視覚化を実現出来ましたが、Tableauだけだと1クリック90秒と時間がかかってしまいました。そこで計算結果をAlteryxに移すことでクリックのスピードが5秒以下に短縮!
レポーティングの時間短縮だけでなく、各店舗の地域属性を分析し、プロダクトラインとサイズの在庫状況を改善。各項目と在庫状況を組合せて、Tableauダッシュボードで共有しています。
経営層は視覚化でデータを調査でき、レポートを様々な特色の小売店用に生成したことで、グローバルビジネス分析テームがリーバイスに定期的なレベニューを25億円以上と貢献することになりました。リーバイスの"自分のサイズが探せない"という顧客からの一番の課題が解消したことに経営層も驚いています。
Ford
米国発祥の自動車メーカー「フォード」。
Alteryxの得意分野でもある地理情報をビジネスアナリストがより深く分析し、今まで費やしていた時間やコストを削減できた素晴らしい一例です。3200以上ある販売代理店や、カスタマーデータ、そして企業データなどの数百万の様々なデータをAlteryxの機能を最大限有効活用することによって作業の効率化に繋げました。
空間情報分析 "Spatial"を活用
フォード社は車が届けられるまでの準備段階にとても厳重な過程を得て、新車が各販売代理店に納品後、オーナーに配送されます。ディーラーは追加の12分間試乗運転で十分なスピードで目的地に着くことができるのか試すことをおすすめします。
そこでアナリストはAlteryxを使い、各販売代理店周辺の道路網を分析することによって99%の代理店がスピードテストの時間内に店に着くようにしました。
フォード社はその12分間の試乗テストの時間で毎年販売店に支払っていたコストを3000万ドルの削減。また、カスタマー分析もAlteryxを活用して積極的に取り入れるようにしています。
例えば、代理店を選ぶ基準も運転時間を分析して各オーナーに近い代理店をピックアップして取引エリアを設置。土曜日に開店している他の代理店とも比較して実際に顧客動向分析を利用し、いつでも必要な時に店舗へ行けるようにしています。
フォード社は新車発表の度に各販売代理店毎に見積をする必要がありました。この代理店分析には各販売代理店毎に2.5時間も時間がかかっていたところ、Alteryxで現在はなんと平均18秒で済んでいます。
まとめ
というところで、本国でのAlteryxの知名度をご紹介させていただきました。カスタマー事例は一番わかりやすい紹介ですよね。Alteryxはウェブサイトに積極的に情報公開しているので是非チェックしてみてください。(※英語表記のみ/最初で自分の名前とアドレス等の情報を登録したら、他のページの事例集を観る時も自動で情報埋めてくれます。)
先日オースティンで開催されたTableau Conferenceでもalteryxのブースは賑わっていたそうです!Tableauを利用している方だけでなく、IT部門だけでなく、マーケティング部門など業務でデータを使う全ての方々が活用できるツールです。
14日間のトライアル体験もできます。気になった方はぜひお問い合わせください。
明日02日目は大矢の『クロス集計表の作成』の予定です。明日もお楽しみに!