#04 ： Alteryxサンプルワークフロー「センチメント分析」- Alteryx ＆ Tableau 連携 Advent Calendar 2018

当エントリは『Alteryx&Tableau連携 Advent Calendar 2018』シリーズの4本目のエントリです。

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当エントリでは、Alteryx Designerの実行ワークフローサンプル「Customer Sentiment(センチメント分析)」の内容を紹介します。

目次

• 「本日のテーマ」概要紹介
• ワークフローの全体像
• ワークフローを読み解く
• ワークフローの実行・Tableauワークブックの内容確認
• まとめ

「本日のテーマ」概要紹介

AlteryxとTableauはそのツール特性から非常に相性が良く、製品間それぞれにパートナー企業としての(特集)ページが設けられています。

• Tableau | Alteryx
• How Tableau and Alteryx Make Your Data Better, Together

本日は、Alteryx Designerの「Sample Workflows」にて展開されている「Tableau Starter Kit」の中で、「Data Preparation」配下の「Customer Sentiment(センチメント分析)」というサンプルワークフローについて見ていきたいと思います。

調査に用いる設問は全部で9つあり、この情報を使って簡単に分析出来るように構成されています。最終的な結果を適切に解釈するために、質問と回答のテンプレートが用意され、そのデータがTableauに出力される...という流れになっているようです。

ちなみに「センチメント分析」そのものの内容については下記情報をご参照ください。

• センチメント分析 | IT用語辞典 | 大塚商会
• ビッグデータ環境でセンチメント分析を行う

ワークフローの全体像

サンプルワークフローの全体像は以下となります。

ワークフローを読み解く

こちらのワークフロー、解説のためのスライド資料的なものがAlteryxで作られていますので、その内容を順を追って見ていく事にしたいと思います。

ワークフローで用いられるデータセットは以下の2つ。

• 調査に対する回答内容
• 質問及び回答のテンプレート

Input Data Toolで入力データを指定。この際、Tablea or Qureyという項目でシート名またはシート名配下の範囲をSQL形式で記述し、指定範囲のデータを取ってくる...という設定も行っています。

• Solved: Re: Can somebody tell me where is "Choose table or... - Alteryx Community

Transpose Toolでは、入力データの構成を縦持ちから横持ちに変換しています。各調査回答に対して別々の行を生成しておく事で下流のツールで処理を行いやすくするためです。

「Key Fields」の欄では、最初の4つのフィールドSuevry_ID,1b_Age,1c_Gender,2_Past_Purchasesを選択。この4つの項目は以後全ての行に付与される形となります。

「Data Fields」の欄では、上記指定の4つの項目以外を選択しています。これらの項目は全て横持ちが縦持ちに変換され、各行に配置される形となります。

次の正規表現ツール(RegEx Tool)では、前述のTranspose Toolで変換・生成されたNameフィールドに対して処理を行っています。正規表現の使い方については下記ページを参照すると良いでしょう。

• POXIS Extended Regular Expression Syntax

実践しているのは所定の正規表現を使い、対象フィールド名(Name)の内容を変換(parse)する...といった内容。出力内容はRegExOut1という項目に出力されます。

Formula Toolでは、NameとValueという項目に対して値のアップデートを所定の条件に基づく形で行っています。値が"選択済み"(Selected)ならば正規表現で変換した値に置き換える...等、幾つかの処理をまとめて行っているようです。

Filter Toolでは、回答情報の中からNot Selectedの内容を除外しています。("Not Selected"じゃ無いやつをフィルタリング→結果として選択されたもの("Selected")が残る)

Select Toolでは、ここまでの処理過程で生成されたカラムの名称や選択有無を指定。

調査回答データの整形についてはここまででほぼ完了です。ただ、質問(Question)フィールドの値がまだ分かりやすい状況では無いので、別途テンプレート情報を利用して置き換えます。

最終的には出力結果(*.tdeとして出力)を用いてTableauワークブックを作成しています。

ワークフローの実行・Tableauワークブックの内容確認

こちらのサンプルについては、ワークフローが添付されていなかったので割愛します。

まとめ

という訳で、『Alteryx ＆ Tableau 連携 Advent Calendar 2018 』4本目、「Customer Sentiment(センチメント分析)」のご紹介でした。

引き続き、明日もお楽しみに！

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