Alteryxで日付の表記をYYYY-MM-DDに修正する

2018.10.10

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

今回は日付の表記をYYYY-MM-DDに修正する方法についてご紹介します。

日付の表記をYYYY-MM-DDに修正する

「October 01, 2018」を修正する

[Parse]->[DateTime]は、String型になっている日付や日時をDate型やDateTime型に変換することができます。DateTimeツールを使用して日付をYYYY-MM-DDに修正してみます。

[In/Out]->[Text Input]を使用して「October 01, 2018」というデータを用意しました。

DateTimeツールを追加します。[String to Date/Time format]を選択、[Select the string field to convert]にString型で日付が出力されている列を選択します。[Select the format that matches the incoming string field]では、選択した列がどのような形式で日付が出力されているかを選択します。「October 01, 2018」の場合は「Month dd, yyyy」を選択します。

実行して結果を確認すると、新しく列が作成され、「2018-10-01」と出力されています。

「2018年10月01日」を修正する

今度は「2018年10月01日」を修正してみます。

DateTimeツールを使用しますが、[Select the format that matches the incoming string field]に用意されている選択肢では、「2018年10月01日」に一致しそうなものがありません。この場合は「Custom」を選択し、[Specify the format of the incoming string field]に入力して指定します。今回は「yyyy年MM月dd日」と入力しています。[Example]と[Output]で入力と出力を確認できます。

結果を確認すると、新しい列に「2018-10-01」と出力されています。

「平成30年10月01日」を修正する

今度は「平成30年10月01日」を修正してみます。データは以下の通り、処理の確認のために「平成29年10月01日」と「平成28年10月01日」も用意しています。

作成するワークフローの全体は以下の通りです。[Parse]->[RegEx]と[Preparation]->[Formula]を使用します。

日付をYYYY-MM-DDに修正する前に、まずは「平成30年」を西暦に変換します。「平成30年」の「30」を抜き出すためにRegExツールを使用します。[Field to Parse]には日付のある列、[Regular Expression]には「(\d\d)」、[Output Method]には「Parse」を選択します。[Output Method]で「Parse」を選択すると、[Output Fields]に項目が表示されます。「平成30年」から抜き出した「30」を利用して西暦を出力するため、[Type]に「Int32」を選択し、「30」をInt型で出力します。

Formulaツールを追加します。まず1つ目の処理として、「30」を利用して西暦を出力します。平成30年は西暦2018年ですので、「1988」を足して新しい列「Year」に出力します。このあと月日と結合するため、[Data type]は「V_WString」を指定しています。

Formuraツールでの2つ目の処理として、年月日を出力する列を作成します。「[Year] + Substring([Date],5,2) + Substring([Date],8,2)」と設定し、「Year」列に「平成30年10月01日」の月と日の数字部分を抜き出したものを結合し、新しく「New_Date」列を作成して出力します。[Data type]は「V_WString」を指定して文字列として扱っています。

この後は文字列として出力されている日付をDate型に変換してYYYY-MM-DD形式で表示します。DateTimeツールを使用することもできますが、すでにFormulaツールを使用しているので、このままFormulaツールを使用します。

Formulaツールの3つ目の処理として「DateTimeParse([New_Date],"%Y%m%d")」を設定、[Data type]には「Date」を指定します。

結果を確認すると、「Result」列に「2018-10-01」と出力されています。

最後に

今回は日付の表記をYYYY-MM-DDに修正する方法についてご紹介しました。今後もAlteryxの機能をご紹介していきます。

Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください

日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

alteryx_960x400