オンライン環境のAlteryx License ServerでAlteryx Designerをアクティベーション/ディアクティベーションしてみた
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
今回はオンライン環境にあるAlteryx License Serverを使ってAlteryx Designerをアクティベーション/ディアクティベーションしてみます。
概要
Alteryx License Serverを利用してAlteryx Designerをアクティベーションするためには、Alteryx License ServerにAlteryx Designerのライセンスキーを登録する必要があります。
Alteryx Licnese Serverがオンライン環境の場合、Alteryx License Server上でコマンドを実行することでライセンスキーを登録することができます。手順についてはAlteryxのヘルプやAlteryx Communityの記事にてご確認いただけます。
- Install and Use Alteryx License Server
- IT Admin Guide: How to set up your very own Altery... - Alteryx Community
Alteryx License Serverにライセンスキーを登録するためには、以下のWebドメインへのアクセスを必要とします。プロキシを利用している環境では例外設定などをご検討ください。
- whitelist.alteryx.com
- fnocustomer.flexnetoperations.com
1.ライセンスキーの登録では、Alteryx License Serverにライセンスキーの登録を行います。Alteryx License Serverはインターネットの利用が可能で、指定のWebドメインへの接続も可能になっています。
2.Designerのアクティベーションでは、Alteryx DesignerからAlteryx License Serverに接続し、アクティベーションを行います。
Alteryx License Serverにライセンスキーの登録/登録解除
ライセンスキーの登録
ライセンスポータルを確認すると、ライセンスキーが4シート残っているものがあります。このライセンスキーを使ってAlteryx License ServerにAlteryx Designerのライセンスキーを登録してみます。
Alteryx License Server上でコマンドを実行します。
実行したコマンドは以下のとおりです。
flexnetlsadmin.bat -server <URL> -authorize admin <パスワード> -activate -id <ライセンスキー> -count <シート数>
flexnetlsadmin.bat | Alteryx License Serverのインストールフォルダ内のenterpriseフォルダ内にあります。デフォルトのパスはC:\Program Files\Alteryx\LicenseServer\enterprise です。 |
---|---|
-server | Alteryx License ServerのURLを http://<IPアドレスまたはDNS名>:7070 のように設定します。7070 はAlteryx License Serverが使用するデフォルトのポート番号です。 |
-authorize | adminの認証情報を指定します。 |
-id | Alteryx License Serverに登録するライセンスキーを指定します。 |
-count | Alteryx License Serverに登録するライセンスキーのシート数を指定します。 |
コマンドの実行後、ライセンスポータルからシート数が1つ減っていることが確認できます。
ライセンスキーの登録解除
今度はライセンスの割り当てを解除してみます。ライセンスキーの登録と同じコマンドで -count 0
というようにシート数に0を指定してコマンドを実行すると、登録を解除できます。
Alteryx License Serverに登録していたライセンスキーとシートが戻り、残りのシート数が4つになっています。
Alteryx Designerのアクティベーション/ディアクティベーション
アクティベーション
Alteryx License Serverに登録したライセンスキーを使用してAlteryx Designerをアクティベーションします。Alteryx Communityの記事を参照して進めていきます。
Alteryx License Serverを利用してAlteryx Designerをアクティベーションするためには、URLを指定するために Alteryx Designerはオフラインになっている必要があります。今回利用する環境では、Alteryx Designerはローカルネットワーク内にあるAlteryx License Serverにはアクセスできますが、インターネットには接続できない環境にあります。
Alteryx Designerを右クリックメニューから 管理者として実行 を指定して起動し、Options -> Manage License を開いて Activate New License をクリックします。
To access your License Server click here にある here をクリックします。
EmailとLicense Server URLを入力すると Connect が表示されました。クリックしてAlteryx License Serverに接続します。
EmailとLicense Server URLは以下のように設定します。
Alteryx Designerの利用者のメールアドレスを指定します。 | |
License Server URL | Alteryx License ServerのURLを http://<IPアドレスまたはDNS名>:7070/request のように設定します。Alteryx License Serverにライセンスキーを登録した際に設定したURLに /request を付与しています。 |
Alteryx License Serverに接続できると、取得したライセンスキーが表示されます。Activate をクリックするとアクティベーションの完了です。
ディアクティベーション
Alteryx Designerを右クリックメニューから 管理者として実行 を指定して起動し、Options -> Manage License を開きます。Deactivate をクリックするとディアクティベーションの完了です。
ライセンスのディアクティベーションのあと、Alteryx Designerを起動して Options -> Manage License を開くとライセンスキーは残されたままになっています。ライセンスキーの有効期限内でシート数が残っている場合は再度アクティベーション可能となっています。
最後に
今回はオンライン環境にあるAlteryx License Serverへのライセンスキーの登録/登録解除と、Alteryx Designerのアクティベーション/ディアクティベーションについてご紹介しました。
Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください
日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。