[小ネタ]Lookerで別のユーザーに成り代わる方法 #looker

我々は、あまりに他人の前で自分を偽装するのに慣れているので、しまいには自分の前でまで自分を偽装するようになる。
2019.12.17

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こんばんは。大阪オフィスの玉井です。

タイトルだけ読むとすごい裏技感がありますが、そうではなくて、実は、Lookerには、別ユーザーに成りすます機能があります。ってわけでそいつをご紹介します。

sudo

unixコマンドにsudoってのがありますよね。別のユーザーの権限(大体はroot権限を使いたいとき)で何かしらの操作を実行するコマンドです。

実はLookerにもsudoがあります。といっても、CUIではなくLookerのいつものGUIで使用することができます。これを使うことで、Looker上で別ユーザーとしてLookerを操作することができるようになります。

sudoを使うための条件

  • 下記の権限を持つ必要がある
    • see_users
    • sudo

管理者の場合は、普通のユーザーだけでなく、他の管理者としてもsudoできます。上記権限を持った非管理者ユーザーは、管理者としてはsudoできません(一般ユーザーには成り代わることができる)。

Lookerの権限自体については、下記エントリのロールの項をご覧ください。

やってみた

ユーザー管理画面で、成り代わりたいユーザーの欄のsudoボタンを選択するだけです。

画面上部に「あなたはこのユーザーとしてLookerを見てますよ」って感じのメッセージが表示されています。このメッセージが表示されている間は、そのユーザーとしてLookerを操作できます。

Stop Sudoingをクリックすると、sudoをやめることができます。

ユースケース

以下のような時に使うと便利かと思いました。

おわりに

難しい操作は一切なしで他ユーザーとしてLookerを確認できるのは非常に便利です。ただ、そのユーザーに影響を及ぼす操作を(通知なしに)ガンガンやっちゃうのは危ないので注意しましょう。