Tableau 2018.1 新機能紹介:線グラフで「階段グラフ」と「ジャンプグラフ」が表現出来るようになりました #tableau

Tableau 2018.1 新機能紹介:線グラフで「階段グラフ」と「ジャンプグラフ」が表現出来るようになりました #tableau

Tableauの新バージョン『2018.1』は現在ベータ版としてその情報を公開していますが、その中の新機能である『階段グラフ』と『ジャンプグラフ』について当エントリではその内容を紹介したいと思います。
Clock Icon2018.04.20

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Tableau製品は現在バージョン2018.1(バージョニング体系、ガラリと変えて来ましたね...)がベータ版として試用可能な状態となっています。v2018.1ベータ版試用終了の旨が通知されていたのでもうじき正式リリース版も利用可能となる事が予想されますが、当エントリではそんなTableau 2018.1バージョンの機能を正式版リリースを前に少し先取りしてご紹介してみたいと思います。

当エントリで紹介する内容は『階段グラフ』と『ジャンプグラフ』です。

『階段グラフ』『ジャンプグラフ』とは

Tableauで表現出来る線グラフは従来(v10.5)のバージョンでは1種類、連続・不連続の場合いずれもプロットされた点を線で結んだ形のいわゆる『折れ線グラフ』のみでした。

Tableau 2018.1ではそこに2種類の新しい線グラフが追加される形となります。それが『階段グラフ』と『ジャンプグラフ』です。

階段グラフ(Step Line Chart)

"階段グラフ"は英語圏だと主に"Step Line Chart(or Graph)"(ステップラインチャート、ステップライングラフ)と呼ばれていようです。従来の線グラフの様な『二点間を直線で繋げる』のではなく、『二点間を垂直線と水平線を用いて繋げる』形を取り、それが階段状に見えることからこう呼ばれています。不規則な間隔で発生する変更を表示する場合に便利です。

一年ちょい前のYouTube動画で、"ワザ"を駆使してこのグラフを描画させているものを見つけたので貼っておきます。今回登場した新機能ではこの表現を非常にお手軽に出来るようになっています。

ジャンプグラフ(Jump Line Chart)

こちらのグラフは上記『階段グラフ』と似ていますが、階段グラフが水平線と垂直線を使っているのに対し、ジャンプグラフは水平線のみを使っている形となります。このグラフは主にレートを表現するようなときに用います。

「階段グラフ」&「ジャンプグラフ」描画実践

では早速機能を試してみましょう。手順はものすごくシンプルです。

まずはいつものようにTableau謹製のスーパーストアサンプルのEXCELを開き、任意の線グラフを表示させてみます。

『マーク』シェルフ内の『パス』を選択すると、新しく3種類の線タイプが選べるようになっています!ここはひとまず『ステップ』を選択。

1アクションでグラフが『階段グラフ』に変わりました!

次いで『ジャンプグラフ』です。こちらも同様に『ステップ』の右隣にある『ジャンプ』を選択することで、

こちらも一発でグラフが切り替わりました!

まとめ

以上、Tableau 2018.1バージョンの新機能『階段グラフ』&『ジャンプグラフ』のご紹介でした。

線グラフの表示方法に新たな手段が増えたことで表現の幅も広がることと思います。グラフの特性としても経済や金融の情報について、より興味深いVizを手軽に作れるようになった事も嬉しいですね。

Tableau 2018.1バージョンの新機能については以下のシリーズで適宜その内容をご紹介して行きたいと思います。

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