Tableau 2018.2 新機能紹介:対数軸が負の値に対応 #tableau

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はじめに

DI部@大阪オフィスのtamaです。

Tableau Desktop 2018.2の新機能の1つに「対数軸が負の値に対応」というものがあります。しかし、他の新機能と違い、正直スッとはわかりにくい感じはありますよね。そこでなるべくサクッと「へーそういう機能なんだ」という程度には理解できるレベルでこの機能を試してみました。

対数軸とは?

そもそも対数とは?

下記をみていただくのが一番理解できるかと思います。

身近な対数

Tableauヘルプにも書いてありますが、例えば地震が起こったときによく見る「マグニチュード」は対数です。地震のエネルギー(E)の対数をとったものがマグニチュードになります(日本以外ではリヒタースケールと呼称されています)。

他にも液体が酸性かどうかを示すpHとかも対数です。結構色々ありますね。

その対数を軸にすると?

Tableau Desktopでは、軸を右クリックして「軸の編集」を選ぶと下記のメニューが出てくるので、「スケール」の「対数」にチェックを入れましょう。

こうすると、軸が「対数軸」となり、目盛りが通常の軸の時とは異なります。デフォルトでは目盛り設定は自動となっており、これは目盛りの単位が10のべき乗になっていることになります。(常用対数)

もちろんべき乗の単位を指定することも可能です。

どういう時に対数軸にするのか?

例えば、データの範囲が非常に広くて、どれか1つのデータだけ突出して値が大きい場合があるとします。普通のグラフだと、最大値に合わせてグラフの軸が描画されますので、他の値がどれも似たり寄ったりな表示となり、互いが重なっちゃったりして、よく分からない状態になります。

そんな時、対数軸にすると、目盛が不均等(べき乗になる)になります。つまり、値が小さいほど目盛りの幅が狭くなるので、小さい値も大きい値も、値の違いがはっきりと読み取れるようなグラフにすることができます。

実践

環境

  • Mac OS High Sierra 10.13.16

データ

対数軸を使用しないでビューを作ってみる

とりあえず、ProfitとRevenueを使って散布図を作成してみます。

また、企業毎のProfitを可視化する棒グラフも見てみます。

新機能の検証用なので、大したビューではありませんが、これらのビューから、下記のことがいえるのではないでしょうか。

  • 利益(Profit)なので、負の値がある
  • 突出している値があるので、それ以外の値の差がわかりづらい

ということで対数軸を試してみる価値は(多少なりとも)ありそうですよね。ということでまずは旧バージョン(2018.1)で対数軸を試してみます。

2018.1で対数軸にしてみる

散布図

棒グラフ

対数軸にしたことで、軸の単位が通常時と異なっていることがわかりますね。(目盛りを見ればわかりやすいと思います。)

しかし、どちらも、対数軸にする前は表示されていた負の値が表示されていません。改めて、旧バージョンでは対数軸で負の値には対応していないことがわかりました。

2018.2で対数軸にしてみる

やり方

「軸の編集」画面の「対数」の下に2つの項目があるので、「対称」を選択しましょう。

散布図

棒グラフ

2018.1とは違い、対数軸にしてもちゃんと負の値が表示されています。

おわりに

今回の機能で、対数軸にする値に対して、負の値があるかどうかを気にしなくてよくなりました。これで、余計なことは考えず、データの分析そのものに集中しやすくなったと思います。

参考

Tableau 2018.2に関するリンク