Tableau 2019.2 新機能紹介:新しい空間計算関数: MakeLine()が使えるようになりました #tableau
日本時間2019年05月22日(水)、Tableauの最新バージョンとなる「v2019.2」がリリースされました。
Ready to have your day made? Tableau 2019.2 is here! ?? With vector maps, parameter actions, a new Tableau Server browsing experience and more: https://t.co/WUL0IUcFbo pic.twitter.com/2qEouiumEc
— Tableau Software (@tableau) 2019年5月22日
当エントリでは、バージョン2019.2の新機能の中から「空間計算関数: MakeLine()」についてご紹介したいと思います。
空間計算関数: MakeLine()で、2点間のを作成可能に
合わせて投稿した下記エントリでは「緯度」と「経度」の数値情報から空間情報(点)を作成する関数を新機能として紹介しました。
この関数(MakePoint())と併用する形で、当エントリで紹介する関数が使えます(空間情報(点)が何らかの形で存在していれば、単独で使うことも勿論可能です)。この関数は、起点と終点の2つの空間情報(点)を引数に取り、結果として2点間を結ぶ空間情報(線)を作成します。冒頭で紹介している公式情報(のキャプチャ)にある通り、航空路線図を作成するのに適しています
(※こんな感じの曲線のヤツです)
検証に使うデータとして、以下のような形式のファイルを用意しました。2点間の緯度経度情報が1レコードの中に含まれている場合、今回紹介する関数を使うことで1発で空間情報(線)を作成する事が出来るので楽ですね。
出発地,出発地緯度,出発地経度,到着地,到着地緯度,到着地経度 羽田空港,35.543198,139.788214,新千歳空港,42.787298,141.678332 羽田空港,35.543198,139.788214,サンフランシスコ国際空港,37.621313,-122.378955
読み込んだデータを使い、以下のような形で計算フィールドを作成します。前述のMAKEPOINT(緯度,経度)関数で出発地と到着地の空間情報(点)をそれぞれ作成し、それらを使ってMAKELINE(出発地,到着地)の形で空間情報(線)を作成しています。
出来上がった空間情報(線)及び可視化してみた内容がこちら。従来のViz同様、2点間の情報を線で結べていることが確認出来ます。下記エントリで以前紹介したように、線の在り方も曲線となっています。
まとめ
という訳で、Tableau 2019.2の新機能「空間計算関数: MakeLine()」に関する内容のご紹介でした。
海外のブログでは、既にこのMakeLine()関数を使った興味深いVizも幾つか公開されています。興味のある方はVizを解析してみてはいかがでしょうか。
この他にもv2019.2では地理・空間情報に関する新機能が幾つか展開されているようです。頃合いを見て触りつつ、内容を紹介出来ればと思います。