フィールドとチャートのタイプ〜「軸の編集」について理解する #tableau

2018.02.08

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

本エントリは、Tableau Desktop Qualified Associateの試験ガイド「評価するスキル」に関連する内容となります。

本エントリの概要

今回は「軸の編集を理解する」ということで、「軸」の機能についておさらいしたいと思います。

…といっても、軸に関しては下記公式ヘルプにしっかり解説されているので、本エントリでは、こちらを参考に軸について見ていきたい思います。

軸とは

Tableauを触ったことがあれば、すぐにわかると思いますが、下記の部分のことになります。

たかが軸、されど軸。ただの目盛りやん、と思うところですが、軸の設定を変えるだけでも、データの可視化に変化を持たせることができます。

軸の部分で右クリックすれば、「軸の編集」という項目が出てきますので、こちらを選択すれば軸の編集画面にに遷移します。

軸範囲の変更

軸の編集から「軸範囲を変更」することができます。
ヘルプにも記載されていることですが、例えば売上を可視化するグラフを作成した場合、自動で設定される軸の範囲は「0円〜100万円」だったとします。しかし、実際のデータとして50万円以下のものは存在しないケースもあります。そのような場合に、軸を0円から表示していては、可視化のバランスが悪いグラフになってしまいます。
こんな時、軸の範囲を50万円前後辺りから始まるように調整することで、グラフのバランスを良くすることが出来ます。

設定では以下のような項目が選択できます。

  • 自動
    • 使用しているデータに合わせて、Tableauが自動的に軸範囲を設定します。
  • すべての行または列の軸範囲を統一する
    • 何らかのディメンションを使用して、複数のグラフを作成している場合、全てのグラフの軸範囲を強制的に統一します。
  • 各行または列の独立した軸範囲
    • 何らかのディメンションを使用して、複数のグラフを作成している場合、軸範囲をグラフ毎に独立したものにします。
  • 固定
    • 軸の範囲を任意の値で設定します。

また、範囲にゼロを含めるかどうかも選択できます。明らかにゼロの値がないと分かっている場合は、含まないようにしてもよいでしょう。

軸の概観

軸には自動的にタイトルがつきます。もちろん、これを編集することができます。 (サブタイトルをつけることも可能)

また、軸のスケールを編集することもできます。

目盛の書式設定

軸に表示する目盛を編集することもできます。

  • 自動
    • データに合わせて、Tabelauが自動で目盛りを表記します
  • 固定
    • 目盛りの間隔と開始する値を任意の値に設定できます
  • なし
    • 目盛り表記を消します。

作成しているVizによっては、目盛りを消したほうが見やすくなったりすることもあります。

おわりに

今回は「軸の編集」について見てきました。軸1つとっても、データを可視化する範囲や表現を変えることができます。軸について何が変えられるか、今一度おさえておきましょう。

参考(上記以外)