フィールドとチャートのタイプ〜TableauでBar in Bar グラフを作成する

2018.01.18

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

本エントリは、Tableau Desktop Qualified Associateの試験ガイド「評価するスキル」に関連する内容となります。

本エントリの概要

今回はBar in Bar グラフの作成方法と、その使用場面について、見ていきたいと思います。

Bar in Bar グラフとは

棒グラフを2つ重ね合わせたグラフです。棒グラフを重ねることにより、2つのデータの比較が、より視覚的にわかりやすく表現することができます。

Bar in Bar グラフを作成する際のポイント

手順を覚えてしまう

Bar in Bar グラフの作成方法は決してややこしくありませんが、普段あまりやらない操作がチラホラ入っています。慣れない内は雰囲気で作成できないかもしれないので、「Bar in Bar グラフの作成の時はこの操作を行う」ということを、覚えてしまった方がやりやすいと思います。

Bar in Bar グラフを作成してみる

作業環境

  • MacOS High Sierra 10.13.2
  • Tableau 10.5

使用データ

  • Tableau付属のサンプルスーパーストア

棒グラフを作成する

普通の棒グラフを作成します。ここでは、メーカー×売上の棒グラフを作成しています。

重ね合わせたいメジャーを軸にドラッグする

売上と利益を比較してみようと思いますので、「利益」をグラフの軸にドラッグします。

グラフの軸に利益をドラッグすると、2段の棒グラフになると思います。

メジャーネームをマークシェルフの「色」にドラッグする

2段の棒グラフの状態になっていると、行シェルフに「メジャーネーム」が配置されていると思います。このメジャーネームを、マークシェルフの「色」にドラッグしましょう。

売上と利益で色分けされたと思います。

追加のメジャーネームをマークシェルフの「サイズ」にドラッグする

2色の棒グラフになっていると思いますが、ここからさらに画面左部より、追加で「メジャーネーム」をもってきます。それをマークシェルフの「サイズ」にドラッグしましょう。

これでBar in Barグラフの原型は完成です。

棒グラフを入れ替える

Vizによっては、太いグラフと細いグラフを逆にしたい、という場面もあるかと思います。
そんな時はメジャーバリューシェルフの各メジャー値の順番を逆にします。こうすることで、グラフが入れ替わります。

Bar in Bar グラフの使用場面

予実の比較を行うためのグラフといえます。

  • 目標と達成率
  • 予算と実績 …など。

何かしら基準があって、その基準に対して、実際のデータはどのくらいあるのか、といった場面で、このグラフは威力を発揮すると思います。
ブレットグラフと目的が似ていますね。

おわりに

今回はBar in Bar グラフについて見てきました。意外と使用している人は多くないと思いますので、予実管理を目的としたVizを作成する場合は、ぜひ作成してみてください。

参考