改めてTableau Serverとは何なのか、おさらいしてみる #tableau
はじめに
おはようございます。大阪オフィス唯一のDI部メンバー、tamaでございます。
Tableau Desktop Qualified Associateに関するエントリを投下し続けて幾星霜、私自身、Desktop Qualified Associateを取得することに成功しました。つきましては、もう一つの資格であるTableau Server Qualified Associateの取得に向けて動き出す所存であります。
※Tableau認定資格の概要についてはこちらのエントリをご覧ください。
というわけで、これからはTableau Serverに関するエントリも投下していく予定です。そして、このエントリはその一発目になります。(Desktopの方も引き続き投下していきます。)
当エントリについて
まず、そもそもTableau Serverとはどのような製品で、どんなことができるのか、について見ていきたいと思います。
Tableau Serverとは
当たり前ですが、Tableau Desktopユーザーは、色々なグラフやダッシュボード等のVizを作成していると思います。それは何のためにやっているかというと、もちろん自分の分析業務のためというのもありますが、他人とVizを共有し、分析結果について議論したい…といったような目的もあると思います。
Tableau Desktopで作成したViz(とデータソース)を共有し、複数人で同時に共有することができる…そんなことが実現できるサーバー環境製品が、Tableau Serverになります。
主な製品機能・特徴
どのような製品なのか、ものすごく簡潔に記すと、以下のような感じです。
- 何かしらのサーバーにインストールして使用します。
- オンプレミスでもクラウドでもOK
- Tableau Desktopで作成したVizをパブリッシュ(アップロード)できます。
- パブリッシュされたVizは、WEBブラウザから閲覧・編集することができます。
次項より、もう少し詳しく見ていきます。
※下記以外にも機能はありますが、ひとまず主要なものについてピックアップしていきます。
共有
- ビジュアライゼーション及びデータソースのライブラリとして機能します。
- Tableau Desktopで作成したVizや、元となるデータソースをパブリッシュし、一元管理することができます。
- 一元管理することで、複数ユーザー間でのデータソースの整合性を保つことができます。
- Webブラウザを通して、複数のユーザーにインタラクティブなTableauビューを共有することができます。
- データ(DB)に対する接続情報も共有することができます。
分析
- Webブラウザ上で、Dekstopと同じ機能を使ってVizの作成・編集ができます。
- 一部Serverでは使用できない機能もあります。
- Web 作成と Tableau Desktop 機能の比較
アクセス管理
- 各ユーザーに対して、Vizやデータに対するアクセス権限を、様々なレベルで設定できます
その他
- 定期的に実行されるタスク(ジョブ)を設定することができます
- 例:データソースの定期的な更新
- パブリッシュされたVizを、他Webページ等に組み込むことができます。
Tableau Serverができないこと
分析に関する色々なことが行えるため、アレもコレもできるよね!と、想像が膨らんでしまいますが、もちろんTableau Serverには無い機能もあります。ここでは、Tableau Serverではできないことについても見ていきます。
- データベース(のデータ)のアップデート
- 接続しているDB自体のデータをアップデートする機能はありません。
- ETL処理(いわゆるデータ前処理)
- 前処理に特化した製品としてProject Maestroが発表されました。
- ソースのバージョン管理
- ソースコードのバージョン管理機能はありません。
おわりに
今回はTableau Serverの概要について見てきました。Desktopに次いでかなり名が広まってきた製品ではありますが、実際Tableau Serverでは何が出来て、Desktopと何が違うのか、今ひとつ掴みきれない感じもしていましたので、今一度ザッと概要を追ってみることで、整理がつきました。
今後は、Tableau Server Qualified Associateに応じたエントリを投下していきますので、よろしくお願いいたします。