変数 – Dart逆引きリファレンス
変数(Variables)
変数を宣言して値を代入したい
変数の宣言はJavaScriptと違い、型を指定することが可能です。値の代入は「=」で行います。
String message = 'Hello, dart!';
型を必要としない場合はJavaScript同様に「var」キーワードによる宣言も可能です。
var message = 'Hello, dart!';
デフォルト値について知りたい
JavaScriptでのデフォルト値は「undefined」ですが、
var message; // == null int num; // == null
Dartでは「null」となります。
変数宣言の巻き上げについて知りたい
変数宣言の巻き上げとは、ある変数が関数スコープの何処で宣言されていても、実行時には関数の先頭で宣言されているものとして処理されるというJavaScriptにみられる仕組みです。
Dartでは変数宣言の巻き上げはしないので
window.alert(message); var message = "Hello, dart!";
このような場合はコンパイル時に
cannot resolve message
という警告が1行目に対して出力されます。
変更を許可しない変数を宣言したい
Dartでは「final」キーワードを用いることで変更を許可しない変数を宣言することができます。
final String message = 'Hello, dart!';
型を指定しない場合は、「var」の代わりに「final」を記述します。
final message = 'Hello, dart!';
定数に値を代入しようとすると
message = 'Hello, javascript!';
cannot assign value to final variable "message".
コンパイル時にエラーが出力されます。