AWS re:Invent Tour – Seattle Session 「Amazon Instant Video(プライムビデオ)」レポート #reinvent

2015.10.06

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森永です。
re:Inventの特別コースとしてAmazon本社のあるシアトルに来ております。

社屋の一つである「Blackfoot」で「AWS re:Invent Tour - Seattle Session」という特別セッションが開催されました。

私は3本あるセッションの一つ「Amazon Instant Video(プライムビデオ)」についてレポートします。

各セッションレポートにつきましては、以下をご覧ください。

  1. AWS re:Invent Tour – Seattle Session 「Welcome & Opening」 (当記事)
  2. AWS re:Invent Tour – Seattle Session 「Amazon Instant Video(プライムビデオ)」 (当記事)
  3. AWS re:Invent Tour – Seattle Session 「Amazon Echo & Alexa」
  4. AWS re:Invent Tour – Seattle Session 「Support Updates & Amazon Culture」

スピーカー

Adam Gray, Sr. Manager, Product Management, Digital Video Product Development

IMGP1016 copy

Wade Wakashige, Sr. Manager, AIV Int’l, Digital Video Business

IMGP1022 copy

Amazon Video (プライムビデオ)

Amazonプライム会員に提供されるサービス
日本でも着々とプライム会員が増えている

Amazon自体は15年日本でやってきた
 ビデオも取り扱ってきたので沢山データが有る
  日本とアメリカの作品を幅広く揃える
 日米の映画、TVドラマ、アニメなどを揃えている(日本のコンテンツが7割)
 独占のコンテンツを用意している
 さらにAmazon Studioを設立し独自のコンテンツを作成もしている(40以上の独自コンテンツを作成)
 20本以上の日本独自コンテンツを作成(日本の役者を使う)
  年会費3900円のまま

FireTV、Stick、VoiceRemoteなどのハードウェアも提供

ASAP機能(Advanced Streaming and Prediction)
 次に何を見るだろうかというのを予測して再生の準備をする
 例えばシリーズ物で次の回があらかじめ読み込まれているので待たなくていい
  IMGP1018 copy

4K映像対応

High Efficiency Video Coding(H.264に比べ2倍圧縮効率)

EC2、RDS、Dynamo、S3、CloudFrontを組み合わせて作成している

質問

  • 今まではコンテンツを仕入れて売っていたが、Studioを作ってコンテンツを作成する意図は?
    • TV局では背広着た人が決めているが、顧客の声を聞いて作るものを選びたい
    • 差別化されたコンテンツが必要と考えた
    • DVDなどの物理的なものでなくデジタルになるにあたり顧客の声を取り入れたコンテンツを提供することが大事だと考えた
  • プライムビデオまでの動線が現状分かりづらい。どれくらい本気でコンテンツビジネスを考えているのか?
    • 本気です
    • スタジオ作って、40本新しい作品を作った
    • 年内に使いやすいように変更する。見たいものを選びやすくする
    • クラウドをいたるところで使っている
    • DVDを売るのも今後も続けるつもり。それによって配信する作品も決める
  • どんな風に実装しているのか
    • 残念ながら実装の詳細は教えられない(残念…)
  • 技術・ビジネスの側面で競合他社とどのように差別化するのか
    • 競合とどう差別化するかという話はできない
    • コンテンツを見て下さい
    • AWSを使っているのでパフォーマンス、スケールは間違いない

最後に

プライムビデオはリリース直後に体験してみましたが、最初から数多くの作品数を揃えていて流石だなと思いました。
まだまだ、UIなど改善する点は見受けられますが、今後のアップデートでどんどん改善されていると思います。期待です!