文字起こしサービスAmazon Transcribeが一般提供開始(東京リージョン・日本語対応はまだ)

2018.04.05

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AWS Summits 2018 San Francisco で文字起こしサービスAmazon Transcribeの一般提供(General Availability)開始が発表されました。

AWS re:Invent 2017 で新規発表・プレビュー公開され、約3ヶ月での GA とスピード出世です。

費用

プレビュー時代は無料でしたが、 GA に伴い費用が発生します。

通常利用

$0.0004/秒 で課金されます。 また、オーディオがいくら短くても、15秒分($0.0004/s * 15s = $0.006)は必ず課金されます。

Free Tier

毎月60分までは無料です。

詳細 https://aws.amazon.com/transcribe/pricing/

S3

Amazon Transcribe は文字起こし対象の音源を S3 にアップロードします。 そのストレージコストも別途発生します。

利用可能なリージョン

  • US East (N. Virginia)
  • US East (Ohio)
  • US West (Oregon)
  • EU (Ireland)

プレビュー時は US East のみでした。 東京リージョンはまだです。

対応言語

  • 英語
  • スペイン語

プレビュー時と同じです。 日本語対応はまだです。

機能

GA に伴い、プレビュー時代から予告されていた次の機能が追加されました。

複数話者の認識

プレビュー時は音声が文字に変換されるだけのシンプルなサービスでしたが、この機能の追加により、どの音声をどの話者が話したのか識別出来るようになりました。

詳細は次のブログを参照下さい。

文字起こしサービスAmazon Transcribeが話者を識別するようになりました

カスタム語彙

ボキャブラリーを登録出来ます。 医療など、ドメイン度の高い音源を文字起こしする場合、ボキャブラリーを登録することで文字起こしの精度が高まります。

詳細は次のブログを参照下さい。

文字起こしサービスAmazon Transcribeがカスタム語彙に対応しました

まとめ

Amazon Transcribe が一般提供となりました。

そのままでは扱いにくい音声がテキスト化されることで、検索(Elasticsearch)、翻訳(Amazon Translate)など、データの活用範囲が大幅に広がります。

単体では用途が限定されますが、他のソリューションと組み合わせることで威力を発揮します。

ぜひお試しください。

参考