[レポート] VODワークフローを自動化してみる #MDS404 #reinvent

こんにちは、大前です。そこそこ遠い会場まで歩いて行ってみたら往復1時間かかりました。

本記事は、AWS re:Invent 2019 のワークショップ参加レポートになります。

概要

スピーカー

 

Max Denton - Senior Product Manager, Amazon Web Service

Joan Morgan - Technical Marketing Engineer, Amazon Web Services

原題

Automate, accelerate, and appreciate your VOD workflows

概要

Creating a flexible video-processing workflow for file-based media is challenging. In this workshop, learn how to build and automate on AWS a video-on-demand (VOD) workflow including clipping and stitching, automatic caption generation, embedded metadata handling, and other advanced capabilities. The services you will use include AWS Elemental MediaConvert, AWS Elemental MediaPackage, AWS Elemental MediaTailor, Amazon Transcribe, AWS Lambda, Amazon CloudWatch, and Amazon S3. The workflow is broken into steps, making it easy to customize for specific VOD requirements.

概要(機械翻訳)

ファイルベースのメディア用の柔軟なビデオ処理ワークフローを作成することは困難です。 このワークショップでは、AWSでクリッピングとステッチ、自動キャプション生成、埋め込みメタデータ処理、その他の高度な機能を含むビデオオンデマンド(VOD)ワークフローを構築および自動化する方法を学びます。 使用するサービスには、AWS Elemental MediaConvert、AWS Elemental MediaPackage、AWS Elemental MediaTailor、Amazon Transcribe、AWS Lambda、Amazon CloudWatch、およびAmazon S3が含まれます。 ワークフローはステップに分かれており、特定のVOD要件に合わせて簡単にカスタマイズできます。

レポート

本セッションは Workshop になりますので、実際に手を動かして各サービスを作成する事になります。

Workshop に入る前に今回メインで使用する MediaConvert と MediaPackage についての説明がありました。

作業は自身のラップトップで行うため、持ち込み必須です。作業用アカウントと手順が教えられ、それを各自でみながら進める形式でした。作業量についてはセッションによると思いますが、今回はかなりやる事が多く、細かい説明を読まずに手順だけを追いまくってギリギリ終わる感じでした。

手順が英語なので、英語力ある方ならもっとサクサク進むと思います。

Workshop前のプチセッション

MediaConvert とは

MediaConvert は、オンデマンド視聴に使用されるビデオコンテンツを処理するための AWS サービスになります。

セッションでは、以下4つの強みが述べられました。

1. ビットあたりのビデオ品質は最高水準
  • 変換はエンコード技術が要
  • ユーザが最も気にするのはビデオ品質の良さ
  • 最終的には CDN のコストに関わってくるため、視聴者の体験を最大限にしつつ、CDN コストを抑える事が理想となる
  • QVBRでこれを満たす事ができる
    • ネットワークで利用可能な最大ビットを指定し、その範囲でビデオ品質に基づいたビットレートの割り当てが行われる
2. 迅速なコンテンツ変換
  • AWS は遅延なしで大規模スケールアップが可能
  • Accelerated Transcoding 機能を使用することにより、25倍のパフォーマンスが実現できる
3. コスト効率の良い価格設定
  • 他の AWS サービスと同様、使用した分だけの課金
  • リザーブド料金プランも用意している
4. マネージドなサービスであること
  • ソフトウェアやインフラの管理が不要

ビデオ変換に対するニーズについて

クラウドで処理されるビデオが増えている中、求められているニーズは以下の3つがあるとのこと。

  • OTTプラットフォーム向けコンテンツ
  • ユーザが生成するコンテンツ
  • ブロードキャストコンテンツ

MediaConvert を使ったシンプルな VOD ワークフロー

MediaConvert を使ったワークフローになります。

MediaConvert は様々なソースの入力方法に対応しており、ほとんどの場合は様々な出力や解像度で複数の成果物が生成され、S3 に保存される。

S3 に成果物を格納することによって、CloudFront でのコンテンツ配信が出来る。

MediaConvert のその他の特徴

MediaConvert のその他の要素についても少し言及されていました。

  • 様々な入出力形式をサポート
  • オーディオについても幅広くサポート
  • 複数コンテンツの様々な結合方法をサポート
  • キャプションもサポート
  • DRM の使用が可能

MediaConvert の要素

MediaConvertの基本要素は3つだけ

  • ジョブ
    • 実際に実行される変換の作業単位
  • ジョブテンプレート
    • ジョブテンプレートを元にジョブを作成可能
  • アウトプットプリセット
    • ユーザが自由に作成できるエンコード設定のテンプレート

MediaConvert と IAM

MediaConvert を使用するためにはまず IAM ロールの作成が必要。

IAM ロールに各種 AWS サービスやコンテンツへのアクセス権を適切に付与し、ジョブを実行する。

MediaConvert の使用方法

マネージメントコンソール、API, SDK, CLI からそれぞれ MediaConvert を使用する事ができる。

MediaPackage による VOD サポート

MediaConvert だけでもデバイスが必要としているストリームの生成は可能だが、より多くのデバイス向けにストリームを生成したい場合、MediaPackage を使用する。

MediaPackage を使用することによって、異なるタイプの HLS パッケージを作成する事ができる。

AWS における VOD

MediaServices ベースのワークフローを自動化するための様々な方法が含まれたアーキテクチャが紹介されました。

こちらでもこのアーキテクチャを確認する事ができるようです。個人的にもこのページは知らなかったので、確認していきたいと思います。

Workshop

ワークショップで実施した内容としては、以下になります。

各手順の具体的な内容は、aws-samples に公開されていますのでそちらをご覧ください。

  1. MediaConvert 用の IAMロール と S3バケット の作成・アクセス制御の設定
  2. MediaConvert のジョブ作成
  3. 作成したジョブの入力を追加
  4. ジョブ設定のエクスポートとインポート
  5. Lambda を使用した MediaConvert ジョブ起動の自動化
  6. Lambda を使用した MediaConvert ジョブ起動の自動化(別パターン)
  7. MediaPackage を使用した VOD コンテンツの配送
  8. Amazon Transcribe を使用した字幕付け
  9. MediaConvert で行う広告挿入
  10. MediaTailor を使用した広告挿入
  11. CloudFront との連携

膨大な量になってしまうため具体的な作業手順については言及しませんが、各手順が丁寧に記載されていますので、前提知識があまりなくてもワークを進める事ができるかと思います。

個人的な感想として、大体の手順はやった事があったためサクサク進められましたが、 Transcibe についてはそもそも触った事すらなかったため、苦労しつつもサービスに触る良いきっかけになりました。

また、字幕付けというのもなかなか面白く、復習を兼ねてまた自分の環境で改めてやってみたいと思いました。

終わりに

MediaServices に関する Workshop である「Automate, accelerate, and appreciate your VOD workflows」の参加レポートになります。

MediaConvert について改めて学びつつ、実際に手を動かす事が出来たので、MediaConvert を理解するのにはうってつけのセッションだったと思いました。

また、Transcribe といった触ったことのないサービスに触れる良い機会にもなったため、非常に楽しかったです。来年も Workshop には参加していきたいと思います。

 

以上、AWS 事業本部の大前でした。