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Alexa Skill 開発者向けの認定試験が発表されました!(まだベータ)

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大栗です。

AWSには認定試験が多数ありますが、先程Alexa Skillの開発者向けの試験が発表されましたのでご紹介します。

AWS Certified Alexa Skill Builder - Specialty Beta Exam

本試験は、Alexaスキルの設計と構築に6か月以上の経験があり、プログラミング言語に精通しており、少なくとも1つのスキルを公開している個人に勧めると記載があります。

試験は2019年1月7日から2月1日まで英語で受講できます。登録は定員に達するまで受け付けられます。ベータ試験の結果は通常、試験の終了から90日以内(13週間)に入手できます。

料金

ベータ試験のため通常の試験の半額となっており、日本円の場合15,000円と消費税1,200円で合計16,200円となっています。

現在のAWS認定資格

今回の「WS Certified Alexa Skill Builder - Specialty」を含めると現在のAWS認定資格は

  • AWS Certified Developer - Associate Level
  • AWS Certified SysOps Administrator - Associate Level
  • AWS Certified Solutions Architect - Associate Level
  • AWS Certified DevOps Engineer - Professional Level
  • AWS Certified Solutions Architect - Professional Level
  • AWS Certified Big Data – Specialty
  • AWS Certified Advanced Networking - Specialty
  • AWS Certified Security - Specialty
  • AWS Certified Machine Learning – Specialty
  • AWS Certified Alexa Skill Builder - Specialty <- New!
  • AWS Certified Cloud Practitioner - Foundational

の計11種類となります。目指せ11冠!(本気か???)

試験内容の概要

出題分野と比重は以下の表になります。

分野 試験における比重
分野 1: 音声ファースト設計の実践と機能 14%
分野 2: スキル設計 24%
分野 3: スキルアーキテクチャ 14%
分野 4: スキル開発 20%
分野 5: テスト、検証、およびトラブルシューティング 18%
分野 6: 公開、運用、ライフサイクル管理 10%
合計 100%

各々の分野の内容は以下のとおりです。

分野 1: 音声ファースト設計の実践と機能

1.1 ユーザーがスキルとどのように対話するかの説明

1.2 特徴と機能をユースケースへマッピング

分野 2: スキル設計

2.1 インタラクションモデルの設計と開発

2.2 マルチターン会話の設計

2.3 ビルトインインテントとスロットの使用

2.4 予期しない会話の要求や応答の処理

2.5 1つ以上のサービスインターフェイス(例えばオーディオ、ビデオ、ガジェット)を使用したマルチモーダルスキルの設計

分野 3: スキルアーキテクチャ

3.1 Alexaのスキル機能を拡張するためのAWSサービスを見分ける(Amazon CloudFront、 Amazon S3、 Amazon CloudWatch、 Amazon DynamoDB)

3.2 Alexaスキルを構築するためにAWS Lambdaを使用する

3.3 AWSおよびAlexaのセキュリティとプライバシーのベストプラクティスに従う

分野 4: スキル開発

4.1 Alexa Skillsのスキル内課金と「Amazon Pay」の実装

4.2 表現およびMP3オーディオに音声合成マークアップ言語(SSML)を使用する

4.3 状態管理の実装

4.4 Alexaサービスインターフェース(オーディオプレーヤー、ビデオプレーヤー、スクリーン)の実装

4.5 Alexa JSONリクエストをパースしてレスポンスを提供する

分野 5: テスト、検証、およびトラブルシューティング

5.1 Amazon CloudWatchや他のツールを使用したデバッグとトラブルシューティング

5.2 Alexa開発者テストツールの使用

5.3 ベータテストの実行

5.4 インタラクションモデルのエラーのトラブルシューティング

分野 6: 公開、運用、ライフサイクル管理

6.1 スキル公開プロセスの説明

6.2 開発者コンソールのユーザー追加と削除

6.3 開発者コンソールでのスキル分析の実行

6.4 スキルのステータス/バージョンを区別する(例えば開発中、認定中、Live)

試験に向けたトレーニングコース

本試験の発表に合わせて新しいトレーニングコースが発表されています。(Building Your First Alexa Skillは2019年1月4日10:00 JST現在で公開されていない模様です)

  • Getting in the Voice Mindset: 音声ベースのアプリケーションを簡単に紹介します。 最近の音声ベースのアプリケーションがなぜ普遍的な期待であるのか、そしてビジネスに価値をもたらす方法を学びましょう。
  • Introduction to Skill Concepts: 音声ベースのアプリケーションを簡単に紹介します。 最近の音声ベースのアプリケーションがなぜ普遍的な期待であるのか、そしてビジネスに価値をもたらす方法を学びましょう。
  • Designing for Conversation: 魅力的な会話型音声ユーザーインターフェイス(VUI)の開発に使用する推奨する設計方法について学びます。 あなたは私たちがAlexaのための“ The Foodie”スキルを設計するのに使ったプロセスに従い、人間の会話のニュアンスを明らかにして設計することを目的として一連の演習を通してユーザーインタラクションを想像し分析します。
  • Building Your First Alexa Skill: このコースでは、AWSアカウントのエンドポイントに接続してリソースをプロビジョニングするために必要な手順について、ターゲットを絞った教育で最初のスキルを習得する方法を説明します。

さいごに

Amazon Echoの日本発売や日本語対応から1年以上がたち、日本からAlexaチャンピオンが選ばれたりとAlexaスキルの開発が広まっています。Alexaスキルの開発者のニーズも高まっています。Alexaスキルの試験を受けることで自分の知識に不足していることがないかを見返すと良いと思います。