【re:Invent2017】IoT関連新発表まとめ #reinvent

2017.12.19

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はじめに

おはようございます、大村です。本Blogはre:Inventで発表されたサービスを紹介する「AWS re:Invent 2017 新サービス紹介 Advent Calendar 2017」の19日目担当分です。

先刻行われましたre:invent2017では、IoTに関連する新サービスとアップデートがいくつか行われましたので、まとめとしてこのページを公開したいと思います。

 AWS IoT Analytics

【速報】デバイスデータの分析を容易に!AWS IoT Analyticsが発表されました! #reinvent

【レポート】AWS IoT Analytics #reinvent #IOT211

IoTデバイスからAnalyticsにデータを保管し、そのデータを分析するためのマネージメントサービスになります。データストアに貯められたデータはJupyter notebookやAmazon Quicksightで分析することができます。

本サービスはPreview版が公開されています。

AWS IoT Device Management

【速報】AWS IoT Device Managementが発表されました! #reinvent

IoTデバイスを管理する事ができるAWS IoT Device Managementです。デバイスのプロビジョニングやデバイスのアップデートが行なえます。 デバイスのアップデートの中には、OTAを介してGreenGrass Coreもアップデートすることが出来るため(注:GreenGrassにもこれに関連してアップデートがあります。)、わざわざIoT端末にログインして作業する手間が、本機能を利用することで省けそうです。

また、アップデートだけではなくCloudWatchを利用して監視をすることもできます。

本サービスはReadyで、東京リージョンでも利用ができます。

AWS IoT Device Defender

【速報】IoTデバイスをしっかり守る!新サービス「AWS IoT Device Defender」が発表されました!! #reinvent

IoTデバイスをリアルタイムで監視し、セキュリティ機能を高めるAWS IoT Device Defenderです。デバイスに対するセキュリティポリシー自体の監視から、異常な動作に対してのアラートを発報する仕組みも備わっています。監査ルールはカスタマイズでき、アラートに対しての調査、解決方法などの手段も提供されるそうです。

本サービスは、2018年に登場予定です。

AWS IoT 1-Click

【速報】新サービスAWS IoT 1-clickが発表されました #reinvent

複数のIoTデバイスとLambdaを簡易的に繋ぐことが出来るAWS IoT 1-Clickです。これにより、デバイス固有のコードを書かなくて良くなったり、デバイスの識別が容易になったり、またIoTデバイスとセキュアにコネクションすることができます。デモでは、モバイルアプリケーションで、IoTデバイスとLambdaを繋げることが出来、コードを書かなくても端末を識別できるってところが見れました。

本機能は、Preview版となります。

 

【速報】AWS IoT Buttonが日本でも使える形で発売されるぞ #reinvent

AWS IoT 1-Clickに関連して、AWS IoT Enterprise Buttonが発表されています。特別な地域限定での発売にならないようできるだけ認定を取ると言っており、その一例として、日本も含まれていました。発売方法は不明ですが、例えば米国のAmazon.comで発売されたものでも日本のAmazon.co.jpで発売されたものでも、同じ製品のため、日本国内での使用ができます。速く発売して欲しいものです。

Amazon FreeRTOS

【速報】IoTデバイスのOS「Amazon FreeRTOS」が発表されました #reinvent

【レポート】IoTのマイクロコントローラとAmazon FreeRTOSの始めかた #reinvent #IOT332

AWS IoT FreeRTOSに関しては、明日の20日のAdvent Calendar 2017で触れますので、ここでは省略いたします。

その他

大きな発表はありませんでしたが、従来はAWS IoTのメッセージに対しての従量課金でしたが、これらIoT関連サービスの利用に応じた料金体系へと変更されています。

まとめ

発表をざっくりまとめますと

  • Amazon FreeRTOSでマイクロコントローラーがクラウドと連携しやすい・親和性の高いRTOSを提供し
  • AWS IoT Device Managementでデバイスを管理・更新しやすくし
  • AWS IoT Analyticsでデータ分析をおこなえる基盤を提供し
  • AWS IoT Device DefenderでIoTデバイスを護る
  • それでも簡単につなぎたければワンストップサービスAWS IoT 1-Clickを提供

ということです。

おわりに

今回のre:Invent2017では、IoTとしての新サービスは多かったものの、どれも他の発表にあるような目新しものではなく、地味ではあるけれど助かるアップデートがメインになったように感じます。これを初公開している12月19日時点ではまだまだ、IoTのセッションレポートが出きってません(主に私に原因があります。もう少しだけお待ち下さい。)が、やってみた情報を始め、これからもAWSと連携するIoT情報をフォローアップしていきますので、よろしくお願いいたします。