【レポート】IoTのマイクロコントローラとAmazon FreeRTOSの始めかた #reinvent #IOT332

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本記事はreInvent 2017で行われたセッション "IOT332 - NEW LAUNCH! IoT Microcontrollers and Getting Started with Amazon FreeRTOS"のレポートです。このセッションはチョークトークですので、後半はもっぱら質疑応答でした。

概要

This talk will outline the challenges of embedded development and highlight how Amazon FreeRTOS solves these challenges. FreeRTOS discussion will center around differentiated features such as tickless mode for low power consumption, and the ecosystem of tools available for development, test, and debug. We will also discuss use cases and their choice of microcontroller architecture.

登壇者

  • Richard Barry - Principal SDE

FreeRTOSプロジェクトの創始者の方で、現在の所属はAWSとなっていました。

内容

  • エッジのエッジ
    • AWS GreengrassはAWSをエッジ(境界の外側)にもたらす
    • FreeRTOSは、エッジのさらにエッジにAWSをもたらす
  • AWSのIoT
    • Things: センサーや自動車、各種デバイス
    • Cloud
    • Intelligence
      • Analytics
      • AI
      • データベース
      • マネージメントツール
  • 主となる機能 vs セキュリティや接続
    • 主となる機能そのものはとても小さい(センシングなど)
    • セキュリティや接続性の提供、アップデートなどの割合が大きい
      • 手間暇がかかるのもこちらのほう

  • ベアメタルアプリケーション開発
    • 非常に多くのモジュールを、選び、連携させ、まとめる必要がある
    • 多くの手間がかかる、しかし本質的な作業ではない

  • Amazon FreeRTOS
    • 本質的ではない(が必要な機能は)を統合してまとめて提供
    • 本質の部分に集中できる

  • デザインを単純化する
    • シングルスレッドによる設計は、構成が複雑(モジュール間が相互に連携しあう)
    • マルチスレッドすることで、シンプルに構成することができる

  • Cライブラリのコレクション
    • OTA (On the Air) (無線によるアップデート) (ベータ)
    • PKCS (デバイスの識別、TLS接続に使用)
  • ソースコードを取得するには
    • https://aws.amazon.com/freertos
    • https://github.com/aws/amazon-freertos
  • 開発環境
    • IDEがある(説明はなかったが、STM32の環境だった)

質疑

プレゼンは20分弱で終了し、残りはQ&Aが行われました。

  • サイズは?
    • 種々の要因による。最適化とか。TLSがでかい
  • TCP/IPスタックは?
    • 種別等で違う。WiFiとか。
  • FreeRTOSコミュニティはそのまま変わらない
    • Amazonの開発者がつけ加わる
    • メッセージングなどの機能を付け加えた
  • Eclipseは使える?
  • Greengrass
    • discovery
    • easy to get trust
  • AmazonがTLSを提供するのか?
  • Microchipは?
  • 開発プロセスは?
    • 全部入ったでかいZIPファイルをダウンロード
    • FreeRTOS-Plus-TCP wifi for TI cc3320
    •  MQTT Echoのサンプル
    •  接続するとコンソールでメッセージが見える
  • クレデンシャル
    • 証明書と秘密鍵を設定するツールを提供
      • aws_clientcredential_keys.h のファイルを生成
    • あくまでサンプル。production wayではないことはわかっている
  • OTAやTLSがPKCSを要求
    • ドライバはたくさんの種類があり、それらはFreeRTOSとしての標準ではない

だんだん人数も少なくなり、少人数で議論が続きました。

さいごに

新発表のAmazon FreeRTOSについてのセッションでしたが、熱心な参加者が集まっていました。前日のセッションではNXP社の開発ボードが配布されましたが、このセッションでは配布はなく、また説明に出てきた環境もSTmicroelectronics社の開発環境でした。特定のベンダーに依存しないことに留意しているようにも見受けられました。

参考

  • (スライド が公開されたら追加予定)