AWS Well-Architectedをカードゲームで学ぶ!AWS公式デッキ構築ゲームの遊びかた [プレビュー版] #reinvent

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はじめに

AWS Well-Architectedとは、AWSで構築するクラウドアーキテクチャについて、システム設計・運用のベストプラクティスをまとめたものです。サービスの追加や事例の年々アップデートされています。

今回ご紹介するカードゲームは、re:Invent 2019内のイベント「Board Game Night」にてプレビュー版として公開されたばかりのカードゲームです。AWS Well-Architectedチームが開発しており、Well-Architectedをカードゲームで遊びながら学べるように考えられています。

今回、個数に限りがあったようですが、なんとか入手できました…!

ということで本記事では、Well-Architectedカードゲームの遊びかたについて解説します。

なお、カードゲームの名称は「deckbuilding game(仮)」、注意書きとして「- PREVIEW VERSION - name and contents may change」とされています。リリース版としての提供(販売?)はもう少し先ですが、基本的な遊びかたは変わらないと思われます。

英文になりますが、公式の解説は以下をご参照ください。

また、以下のQiitaの記事でも遊び方が解説されています。あわせてお読みいただけるとより正確にゲームルールが把握できると思います。

「デッキ構築型ゲーム」とは?

deckbuilding gameは「デッキ構築型ゲーム」という種類のゲームです。まずこのデッキ構築型ゲームとは何かを学びましょう。

ボードゲームやカードゲームの中には「あるルールに則ったスタイルを基本ルールとする」ものが存在します。デッキ構築型ゲームもその一つで、あるルール(遊びかた)を基本としています。つまり、デッキ構築型ゲームがどのようなルールで遊ぶものなのか知るだけで、そのゲームのルールの半分以上を理解できます。

ボドゲーマによると、このような説明が書かれています。

デッキ構築型ボードゲームでは、プレイヤーは自分のデッキを保有しておく必要がありません。基本的に全員、ゲーム開始時は必要最低限の状態から始まります。全プレイヤーがこれから入手可能なカードが、カード置き場(サプライと呼ばれます)に並んでいるため、そこからカードを仕入れて「自分のデッキ」に加え、徐々に強化していきます。ドミニオンシリーズに影響を受けている作品は多く、「①自分のプレイ手番で、自分のデッキから5枚引く。」「②手番プレイ時に余ったカードは、捨て札として処理する。」「③デッキのカードが無くなったら、捨て札をシャッフルして山札とする」という基本ルールは、比較的よく見られます。また、序盤に活躍していたカードが後半不要になるといった場合は、5枚中5枚が有用なカードになるようデッキから廃棄(デッキ圧縮)することが出切るゲームも多く存在しています。

まとめると、デッキ構築型ゲームの特徴として、以下のような点があります。

  • 基本的に 全プレイヤーは同じ内容のデッキから始める
  • プレイヤーは手札のコストを使ってカード置き場(サプライ、マーケットなどと呼ばれる)からカードを購入しデッキに加える
  • プレイヤーは 自分の番が終わったら、全て捨て札にする
  • プレイヤーは次の番に山札からカードを5枚引くが、 足りなかったら捨て札をシャッフルして山札にする

デッキ構築型ゲームをプレイしたことがない人は「自分の番が終わったら、全て捨て札にする」という点に違和感を感じることが多いようです。なぜそうするのかというと、捨て札は基本的に再利用するもので、捨て札を含めて自分のデッキとし、繰り返し使うことがデッキ構築型ゲームの基本となっているからです。

遊びかた

セットアップ

それでは遊びかたを見ていきましょう。このゲームは2名〜4名で遊ぶことができます。

各プレイヤーは初期のデッキ(10枚)を持ちます。

初期デッキは絵柄に「on-premises」と書かれています。つまりオンプレからWell-Architectedを目指すゲームです。

ちょっと分かりづらいですが、絵柄の色が4色に分かれています。これはプレイヤーの色です。白、黄色、赤、青で分配します。

次にマーケットプレイスを作ります。初期デッキ以外のカードは以下の2種類があります。

  • Well-Architectedカード
  • バトルカード

Well-Architectedカードは「3」と書かれたカードと「1」と書かれたカードがあります。「1」を「3」の上に重ねた状態で場に置きます。「1」のカード枚数はプレイヤー数に応じて変更します。

  • 2プレイ : 4枚
  • 3プレイ : 5枚
  • 4プレイ : 7枚

残りはバトルカードになりますが、よく切ったあと裏面で置き、その山から5枚をめくり、場に並べます。

以降、場に表向きで置かれたバトルカードはいずれかのプレイヤーに購入されることになりますが、場からカードが無くなったタイミングで山札から補充するようにします。

プレイヤーのできること

プレイヤーは順番に、以下を行います。

  1. 山札を切り、5枚引き手札にする
  2. 手札からカードを使い、マーケットプレイスからカードを購入する
  3. 残りの手札を全て捨て札に置き、番を終了する

カードの購入

カードはこのようなレイアウトになっています。

絵柄の下に黒と黄色の丸に数字が書かれています。この2つはそれぞれCreditになります。

  • 黒 : TCO Credit
  • 黄色 : AWSome Credit

それぞれ、手札の合計数のコストとなるバトルカード、またはWell-Architectedカードを購入できます。

例えば以下の場合、手札のTCO Creditが2以上あるので、バトルカードである「Amazon Aurora」を購入できます。

なお、カードの購入は、基本的に自分の番に1回しか行えません。

バトルカードの効果

バトルカードの中には、効果を持っているカードが存在します。

例えばこのカードにはお金のマークがありますが、これは1ターンの購入数を1回増やすことができる効果です。

その他、カードを山札から追加でドローできる効果もあります。

またバトルカードの中には、組み合わせによって効果を発揮するカードもあります。例えば「Amazon Aurora」は「他のComputing Serviceと組み合わせるとAWSomeポイントが1追加」「他のAnalytics Serviceと組み合わせると1購入追加」といった効果があります。

AWSサービス、組み合わせが大事 ということです。

他にも様々な効果を持つカードが含まれていますので、遊ぶ中で楽しんでもらえればと思います。

オンプレカードの破棄

オンプレカードは、初期デッキで10枚所有しますが、毎ターン、破棄するフェーズがあります。

自分のターンの終わりに 手札が バトルカード(マーケットプレイスから購入したカード) ≧ オンプレカードの枚数 となっている場合 に1枚破棄することができます。

オンプレから徐々にクラウドに移行していく様子が表現されていて面白いですね。

ゲームの終了と勝敗

マーケットプレイスにあるWell-Architectedカードが全て購入されたらゲーム終了です。終了時、デッキのWell-Architectedカードのポイントの合計数が多いプレイヤーが勝利となります。

まとめ

デッキ構築型ゲームの流儀に則りつつ、Well-Architectedを学ぶための要素がふんだんに盛り込まれている素晴らしいカードゲームですね!

なお、デッキ構築型ゲームの良さは 拡張カードをいくら足してもルールが損なわれないこと にあります。もしかすると、AWSの新サービスが出るたびに拡張パックのような形で増やしていくつもりなのかも知れませんね。この点も、新サービスが増えることによるWell-Architectedの変化を表現できているように思います。

ぜひ弊社で遊びましょう!

プレイ感

追伸となりますが、同僚とプレイしました。

何名かAWSの知識が無いメンバーも参加しましたが、全員楽しんでプレイすることができました。プレイするにはAWSの知識は全く必要ありません!

箇条書きになりますが、所感を共有します。

  • サプライがランダムなので、ドミニオンというよりレルムズ系(Star Realms, Cthulhu Realms)に近い。
  • 基本的に初期手札でマーケットプレイスのTCO Creditがコストのカードは全て手に入れることができる(むしろ余る)ので、初期手札では手に届かないコストのカードもあった方が戦略性が出そう。
  • EC2カードが強すぎるので、EC2カードを集めるゲームになってしまいそう(要バランス調整)。
  • ドミニオンに慣れていると、アタックカードやリアクションカードが欲しくなる(笑)。

フィードバック募集中とのことなので、もし手に入れた方はぜひフィードバックを aws-deckbuilding-game@amazon.com にお送りいただくと良いかと思います!