価値になる越境 #devlove

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皆様、新年明けましておめでとうございます。yokatsukiです。
このエントリーは、『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の、55日目(2015/1/1)の記事になります。

前回の伊藤さんのエントリで、

「プロのブロガー会社の片鱗を、心して待ちましょうw」 日本国外で自分のアイデアをぶつけるということ

とハードルを上げられどきどきですが、気負わず今年も凄腕のブロガー諸氏に混じって成長したいと思っています。

自己紹介

  • ID: yokatsuki
  • 氏名: 甲木洋介(かつきようすけ)
  • 所属: クラスメソッド株式会社 AWSコンサルティング部 ソリューションアーキテクト

職歴はこちらを御覧頂いた方がよくわかると思います。昨年かなりコテコテのオンプレ側からクラウドへ越境しました。現在はAWSインフラの提案、構築、運用をメイン業務としながら、顧客データを活用する為の弊社ソリューション"カスタマーストーリー"を支える周辺製品技術(TableauTalendAlteryx等)も担当しています。

越境とは仁義なき戦い

今回のアドベントカレンダーの中でも数名が越境の辞書的解説をされていましたが、越境は決められた境界を侵す行為とされています。明確なルールとして、あるいは暗黙の了解として定められた様々な境界を越える事は従来は悪とされていましたが、生き残る為にその境界をあえて越える事が、今、様々な業界で起きているように見えています。例えば身近な所でもコンビニが淹れたてのコーヒーを売り始めたり、家電量販店が生活雑貨を扱い始めたりし始めているのはご覧になっているでしょうし、IT業界でいえば、顧客のシステムをどこに置くのか、オンプレベンダー間、オンプレとクラウド間、クラウドベンダー間で激しく争っています。その結果としてベンダーの買収合戦が繰り広げられたり、SI事業者もマルチベンダーに対応したりと変化しているのも、この業界の方であればよくご存知だと思います。

越境しない選択

しかし一方で、越境する事は多大な労力を伴います。境界を越えることで環境が変わり、ゲーム、戦いのルールが変わるからです。IT業界ではずいぶん長いこと「コスト削減」「効率化」のキーワードが浸透しており、明確な越境の対価を求められたり、越境することのリスクを懸念されると、なかなか行動に踏み切れないという状況も発生しがちになっています。結果として新しいことには手を出さず、手持ちの技術だけで何とかやっていけないか、という方針をとってしまうこともあるように見ています。

平行世界を越えて、お客様に喜ばれる越境を

ここからは個人的な見解になりますが、IT業界に関して、従来の弱肉強食的越境は、お客様にとってどんな価値をもたらすのでしょう。「ウチのソフトウェアのシェアが一番です」と言ったところでお客様がそのソフトウェアを使いこなし、業務上役に立たなければ何の価値もありません。また、敢えて越境しないことでお客様のニーズに追いつけなくなり、その技術を提供できる会社に仕事だけ丸投げしようと考えてはいないでしょうか。「敢えてやらない」と「やりたいけどやれない」は、かなり大きな違いです。

IT業界におけるお客様にとっての価値とは「今までにできなかったことが、当たり前にできるようになる」だと考えています(蛇足ですが「今までに高い値段でしかできなかったことが安くできるようになった」も含みます)。その為に必要な越境が今求められているのではないでしょうか。

私はこの世界に入った時からIT業界を「無限に広がる平行世界」と感じています。同じITという言葉で括られながら、ソフトウェアとハードウェア、ソフトウェア内でもデザイン、開発、運用など目的が異なれば途端に相互の興味を失い、言葉やコミュニティの壁を作ってしまう…。今回のアドベントカレンダーの中でもその壁を感じ、越えた仲間のエントリを沢山見ることができました。そういう越境がもっと増えれば、ITを利用する全ての人が、ITによってより幸せになれると信じています。

クラスメソッドにおける「越境」

弊社は現在、膨大に書き記したブログがプラットフォームとなり、どの記事に注目しているかによって「AWSの会社」「モバイルアプリ開発の会社」と、様々な解釈を頂いています。また、元々弊社は過去FlashやJavaで受諾開発を行っていたりと、多数の越境をやってきた経緯があります。

最近の越境の話題としては、2014年12月から、IoTの一環としてEdisonを扱い始めました。経営データの素材として、従来の企業内システム以外にセンサーから収集することができたら…ちょっとわくわくしています。

明日の越境は?

明日のエントリはZambikerこと石井さんです。(おそらくこちらで)どんな越境話が聞けるか楽しみです。