[アップデート] AWS Compute Optimizerが東京リージョンに対応しました!
こんにちは、中川です
re:Invent2019 で発表された新サービス AWS Compute Optimizer が東京リージョンでサポートされました!
AWS Compute Optimizer とは
AWS Compute Optimizer は、EC2 や Auto Scaling Group のメトリクスと設定データを機械学習で分析して、コスト削減とパフォーマンス向上させるための最適化の推奨事項を生成します。推奨事項では、過剰にプロビジョニングされたインスタンスやプロビジョニング不足のインスタンスに対して、最適なインスタンスサイズが提案されます。同じファミリー内のインスタンスサイズの提案だけでなく、別のファミリーの提案も行ってくれます。
Compute Optimizer は以下のメトリクスを分析します。
- CPU 使用率
- メモリ使用率
- ネットワーク受信
- ネットワーク送信
- ローカルディスクの入出力 (I/O)
CloudWatch ではデフォルトでメモリ使用率を取得しません。メモリ使用率を含めて分析するには、CloudWatch エージェントをインストールして、メトリクス mem_used_percent を有効化します。
CloudWatch エージェントのインストールと設定は以下のドキュメントを参照ください。
CloudWatch エージェントを使用して Amazon EC2 インスタンスとオンプレミスサーバーからメトリクスとログを収集する
料金
AWS Compute Optimizer は、無料で利用できます。
有効化しない理由がないですね。
有効化してみた
マネージメントコンソールにログインしたら左上の[サービス]をクリックします。
[AWS Compute Optimizer]をクリックします。
[ご利用開始]をクリックします。
[オプトイン]をクリックします。(Organization のマスターアカウントの場合、ここで組織全体かアカウントのみに適用するか選択できます)
有効化の設定は以上です。
有効化するとデータの収集と分析が開始されます。
収集と分析が完了するとダッシュボードに、利用状況が表示されます。
過剰なプロビジョニングのインスタンスをクリックすると、レコメンデーションが表示され、どれだけコスト削減できるかわかります。
さいごに
遂に AWS Compute Optimizer が東京リージョンに来ました。
無料でインスタンスの最適化を提案をしてくれる素敵なサービスです。
たった4クリックで有効化できますので、皆さんもすぐに有効化しましょう!