UX MILK Fest 2019に参加してきました #uxmilk_fest

ビビビットセミナールームで開催されたUX MILK Fes 2019に参加してきました。UXってみんないうけど何だろう?と思っている方も楽しめるセッション内容でした。
2019.09.18

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おはこんばんちは!肩こりについてのアドバイスを沢山もらえるようになった、デザイナーのふみ子です。
最近は筋トレも始めたので、肩に効くといいな〜と地道にワークアウトがんばってます。

さて今回は、2019年9月19日にビビビットセミナールームで開催された「UX MILK Fest 2019」に一般参加してきたのでレポートします!

なぜ行ったのか?

  • UXの理解を深めたい
  • 他社がどんな取組みをしているか知りたい
  • UXをチームやプロジェクトに取り入れていきたい

今までユーザーのことを考えてデザインしてきましたが、改めて「UXから頼んだよ!」と業務を任されたら、急に自信がなくなってしまうと思ったからです。
それだけUXという言葉の範囲は幅広いし、習得までに時間がかかるし、一人で考えても正解がなく難しい分野であると感じています。

いざフェスへ

広い会場では座ったり、飲食しながら聴講ができる自由なステージが用意されていました! まさにフェス! 26のセッションと、5つのワークショップで構成されており、丸1日UXに触れられるタイムテーブルでした。 どれも気になる内容で、かなり迷いました…が聴きたい!と厳選させていただいたセッションと簡単にその内容を書かせていただきました。

専門家やビジネスサイドと一緒にデザインするためにやった3つのこと

株式会社ファームノート 秋山宇泰さま
  • メンバーに自分の事を知ってもらう「プロダクトへの思いを話す」
  • お客さまにメリットが有り続けることを考える
  • デザインシステムを取り入れる営業がプレゼン資料を「Figma」で作っている

ツールではなく、チームに目を向けよう

ustwo London ltd 中村麻由さま

  • プロセスばかりを重要視していて考動ができていなかった
  • ポジションにとらわれず目的ベースで考える
  • チームの状況をよく見てみる、疑問があるようならその都度確認

リサーチなしではじめるUXデザイン

合同会社DMM.com 井上誠さま

  • リサーチしても「他人事」だとデザインできないので「自分ごと」にする
  • 雑談ベースのリサーチをして、徐々に「自分ごと化」していく
  • やってみなければ分からないので「主観」や「好き」を大切にして良い

BtoBマーケティングとUXの美味しい関係

株式会社ベイジ 枌谷力さま/株式会社メンバーズ 三瓶亮さま

  • BtoBでは上司や部下など職場の関係性をいれる
  • ペルソナやカスタマージャーニーはこだわり過ぎなくて良い
  • 営業とマーケティングとデザイナーが同席する

情緒の設計

クックパッド株式会社 倉光美和さま

  • チームがユーザー目線でユーザー第1に考えてプロダクトを作っている
  • 情緒(その感情を起こさせる特殊な雰囲気)を考えてユーザーストーリーを作る
  • ムードボードは「いいね」のボードと別に「なんかちがう」のパターンも作成する、違うといえる根拠が詰まっている

会場のUX良かった

  • 足を伸ばして聴講できる、くつろげる空間
  • Ask Me Anything!を取り入れた質疑応答がしやすい仕組み
  • 本格カレー無料(めちゃ美味しい3杯食べた)
  • アルコール無料(プレモルだ!!!)

一般参加料4000円は破格だと思いました。
会場のどこにいてもセッションが聞こえてくる環境がとても良かったです。
ですが…

  • 混みすぎて部屋に入れないセッションがあった
    どのセッションに人が集中するか読めないところではありますが、一部キャパオーバーされていました。 泣く泣く退室…ということがあり残念。投影されていた資料も後ろの席だと見辛い位置にありました…。

  • 公式SNSで事前PDFを配布してほしかった
    個人のSNSで配布されている場合が多く、公式でやっていただけたら探す手間がなくて良かったように思います。この辺りは私が資料を配布する際に気をつけたいと思いました。

まとめ

UXって難しく考えすぎなくていいんだ!

そう思わせてくれるイベントでした。DMM.comの井上誠さまが言っていた「主観」や「好き」を大切にして良いという言葉で、UXについて考えるのが少し楽になりました。しかしUXを考えるフローを「組織」の中に取り入れていくのが難しく、どの企業でも課題になっている感じがしました。チームのコミュニケーションや、協力なしでは成り立たない分野なのかもしれませんね。

当日はとても楽しめる設計になっており、充実した時間を過ごすことができました。
ありがとう! UX MILK Fes!