異なる2つのバージョンのAlteryx Designerを利用したいとき

新バージョンのAlteryxDesignerが先日リリースされたのですが、現行バージョンも業務上利用しておきたく、新機能を試してみるために2つの異なるバージョンを並行して利用する方法をお伝えします。
2022.12.12

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はじめに

皆さんこんにちは、アライアンス統括部の清水です。

Alteryx Designerの2022.3バージョンが、2022 年 11 月 29 日にリリースされました。それに伴って新機能を自分の環境で試してみたかったのですが、現行利用している2022.1バージョンも業務上利用しておきたいです。

リリースノート

実はAlteryx Designerは、検証環境を別に用意しなくても、普段Alteryx Designerをご利用中のWindows PC内に、2つのバージョンをインストールし、利用できる方法があるのでご紹介します。

同時に2つのバージョンを利用する方法

管理者バージョン(Admin)と非管理者バージョン(NonAdmin)

Alteryx Designerは通常異なるバージョンをインストールすることはできませんが、管理者バージョン(Admin)と非管理者バージョン(NonAdmin)であれば異なるバージョンをインストールすることができます。

Alteryx デザイナーで同時に二つのバージョンを使う

今使ってるバージョンの確認はどこからするか?

先に現状利用中のバージョンを、念のため確認。

「Alteryx Designerについて」をクリックすると、POP UPが表示されますので、こちらを参照してください。

新バージョンを入れてみた

直接ダウンロードページから行ってもいいのですが、先日お客様からAlteryx Designerの画面上部に表示されている案内って何ですか?といったご質問をいただいたので、画面上からの遷移でご紹介しておきます。

ご利用中の製品が最新のバージョンでなければ、このように画面上に案内が表示されているかと思います。

【オプションについてはここをクリック】より「ダウンロードサイト」へアクセスし、サインインします。

Alteryx Designerのページへ進み、New Versionにて確認できます。

Non-Admin Alteryx Designerのファイルをダウンロードします。

インストールを進めます。ライセンスキーを再度入れる必要はありません。

完了したら、バージョンを確認してみます。2022.3がインストールされました。

両方のバージョンを並べてみました。新バージョンの検証の際に便利だと思いますので、ご活用ください。

おわりに

他製品だと大半がバージョンをUPGRADEすると、前のバージョンは利用できなくなることが多いのでエンジニアの方々は、エンドユーザー向けにお知らせする前に検証環境で、テストを十分にされるかと思います。しかしAlteryx Designerだと製品を管理者非管理者に分けてしまえば、同時に利用が出来てしまうのでエンドユーザーでも直接新機能を試せてしまう点が、面白いなと感じました。

次回は、この2つのバージョンを横並びにして、新機能の比較をしてみようと思います。