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Pokémon GO(ポケモンGO)をプレイする上で大切な3つのこと #PokemonGO #ポケモンGO

2016.07.29

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

Pokémon GO」皆様ポケモンゲットされていますか?
日本でのリリースから一週間が経ち、落ち着いてきた感のあるポケモンGOですが、相変わらず弊社クラスメソッドオフィスのある秋葉原近辺や上野、街ナカ、公園、いたるところでプレイしてる人がいます。
クラスメソッドでも、リリース直後からチャット部屋が作成され情報交換が始まりましたが、現在社内の1/4以上の人が参加しています。
チャット部屋の存在を知らない人も居るはずなので、プレイヤー人口はもっと多そうです。それほどまでに、近年のゲームの中では別格の盛り上がりをしています。
海外で先行リリースした際にかなりワイドショーやニュースなどで取り上げられましたので、名前だけでも知ってる人は多いと思います。

本ブログは、Pokémon GOの現時点で私の知っているすべての攻略情報から、覚えておいて欲しい大切なことをまとめています。技術的なところにも触れます(ちょこっとですが)。
いつものDevelopers.IO記事とは毛色が違いますが、最後までお付き合いいただけますと嬉しいです。
(クラメソらしいアプローチは「Tableau Publicのサンプルデータセットを使ってポケモンの基礎を学ぶ」を御覧ください。)
既にポケモンGOをやってる方だったら途中まではすっ飛ばしてください。まだやってない人向けの説明文です。覚えておいて欲しい大切な3つのことは途中からまとめてあります。
公開時は金曜日なので、週の最後に、かる~い気持ちでお楽しみ下さい。

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Pokémon GOとは

Pokémon GO(便宜的に今後ポケモンGOと記載)とは、株式会社ポケモンが企画プロデュースしたスマートフォン向けゲームで、開発・運営はNiantic(ナイアンティック)社が行っています。
仮想現実を用いた位置情報ゲームで、現実の世界を舞台にポケットモンスターの特徴である捕獲・育成・交換・バトルを楽しむことができます。(Wikipediaより引用)

基本的なプレイは、街ナカを歩いて、道端に生息している野生ポケモンを捕まえたり、ポケストップでアイテムや卵を取得したり、卵を歩いて孵化させたり、ジムで味方チームと協力してライバルチームを倒して味方チームのジムにしたりと、様々な遊び方ができます。※現段階でポケモンを交換することは出来ません

7月7日に一足祭に海外でリリースされて以来、Apple社のApp Storeで一週間の最多ダウンロード数を更新、DAUも過去最高記録を更新とリリースされたばかりなのに各国で爆発的な人気を獲得しています。
日本でも7月22日にリリースされて以来、各地の公園に人が溢れかえっており、政府関係者に「ポケモノミクス」とまで言われ、経済効果は10兆円を試算するとか半端ないことになっています。

プレイしよう

プレイを始めるところから見ていきますが、細かい手順までは触れませので、知ってる人は読み飛ばしてください。

キャラクターを作ろう

仮想現実世界に、自分のアバター(分身)となるキャラクターを作りましょう。
キャラクターを作る際は、Googleアカウントかポケモントレーナークラブのアカウントが必要となります。
ポケモントレーナークラブのログインサーバーはGoogleアカウントの認証サーバーよりも弱いので、できればGoogleアカウントで作成しましょう。

ここのGoogleアカウント周りの認証通信周りは、「攻略! #PokemonGo のログインと OpenID Connect」という記事で解説されています。
作りこみ自体は一般的なGoogle認証アプリケーションで行われているものと同じで、アプリとサーバーの通信も基本的なトークン発行してのやり取りになっています。

ついでになのですが、ポケモンGOのゲームサーバー自体はGoogle Cloud Platformを利用しています。
開発元のNiantic社はGoogle社の社内スタートアップからの独立した企業なので、サーバーを利用しているのも納得です。
通信パケットのアクセス先などは「サーバはどこだ? ポケモンGO の通信をキャプチャしてみた」という解説記事をご覧ください。

こういった技術的なところは気になりますが、詳細にパケット解析を行うと、規約違反となる可能性があるのでご注意下さい。

ポケストップでアイテムをゲットしよう

ポケストップとはいわゆるチェックポイントのことです。
サービスインしている国で、世界中のあらゆるところにポケストップがあります。

ポケストップからは、ポケモンを捕まえるための「モンスターボール」、ポケモンを捕まえやすくする「ズリのみ」、「ポケモンの卵」などを取得することが出来ます。
ポケストップは50m以内の距離まで近づかなければレンジ内に入らないので危ないと思ったら近寄らない選択もありです。
その際は、周りに迷惑が掛からないように注意しながらプレイしましょう。

クラメソの岩本町オフィスはどこにいても2つポケストップが入ります。弊社で行われる勉強会にお越しの際はルアーモジュールで歓迎します!

ポケモンをゲットしよう

ポケストップの周りやフィールドには時々ポケモンが発生します。
野生のポケモンです。逃さずゲットしましょう。
既に取得済みのポケモンでも、進化や強化に必要なアメや経験値がもらえますので全部ゲットしたほうがお得です。

また、卵を孵化装置にセットしたまま10キロ以下の速度で規定距離移動したら卵が孵化してポケモンが誕生します。
距離の卵に寄って孵化されるモンスターは違うみたいですが、2キロ、5キロ、10キロ、それぞれいろいろ試してみましょう。
距離によって生まれるポケモンは違うみたいなのですが、本ブログではそこには触れません。

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自分とポケモンを育てよう

ポケモンを沢山ゲットしたり、卵が孵化させたり、この後出てくるジムで戦闘したり、ポケストップでアイテムを拾ったりと、様々な方法で経験値をもらえます。
経験値を貯めると、ユーザーがレベルアップし、新しい強力なアイテムが利用できるようになったり、ポケモンの育てられるMAX上限値が開放されたりします。
まずは、ポケモンを集め、進化させることで自分をレベルアップさせましょう。基本20レベルまでは簡単にアップ出来て、その後のレベルアップが辛いみたいです。
現段階でのレベル最大値は40なのですが、必要な経験値を集めるのに数年かかると言われています。

ポケモンをゲットした時に、そのポケモンの種ポケモンとなるアメと、ほしのすながもらえます。
これらを使うことで、ポケモンを進化させたり、強化させることができます。
強化させたポケモンは、CP(Combat Point)が上昇し、ジム戦で優位に戦うことができます。

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ジムで勝負を挑もう

レベルの高いポケモンを育てると、そのポケモンを使ってライバルと戦いたくなります。
そんな時、バトル出来るフィールドがジムになります。
レベル5以上になると、赤、青、黄色の3つのチームから1つを選択することになります。私は赤チームにしました。
自分のチームのジムを街中にどんどん増やそうというのが、このゲームの最終目的です。
基本的にCPが高いポケモンが強いですが、技のタイプの相性によって、優位にバトルをすすめられるようです。
この辺は、初代から続くポケモンの伝統が活かされている戦闘システムだといえます。
ライバルのジムがあったら果敢に挑戦し、占拠し、自分たちのチーム色に染め上げましょう!

ポケモンGOをやる上で覚えておいて欲しい3つのこと

ポケモンGOをプレイする上で幾つか知っておいたほうが良い攻略ポイントありますので公開します。
完全な解析を行ったわけでもないので、誤りが含まれてる可能性があることを断っておきます。

1.判定が行われているタイミングをうまく使う

野生のポケモンをゲットするときにモンスターボールを投げます。
3カウント(左右に3回揺れる)の後の、カチンという音、あのゲット出来た瞬間は、大人になった今でもドキドキしますね。

ポケモンGOでは、この取得できたかどうかの判定はサーバーで行っています。
サーバーへアクセスしているのは、ボールがモンスターに当たった瞬間です。
目標円のサイズの内側に対してNice、Great、Excellentの3つのパターンと、カーブボールかどうかのフラグを付けて抽選を行っています。
ポケモンの捕獲できる確率は、モンスターボールを長押しした時の円の色でわかります。
本当に一番願わなければならないのは、この抽選の時なのかもしれません。
なお、NiceよりもGreat、GreatよりもExcellentの方が、ポケモン捕獲率が高くなっているようです。
カーブボールはNiceと同等程度のプラス補正がかかっています。経験値も多く得られますので、是非ともカーブボールで捕獲したいですね。

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また、この抽選の際に、ボールをモンスターにヒットさせたら、「獲得」「逃げる」「もう一度」といった抽選をしますが、モンスターにヒットさせられなかったらモンスターボールが減って「もう一度」という判定をします。
何度かプレイされた方ならわかると思うのですが、投げる回数が多ければ多いほどポケモンを獲得できる確率が増していきます。
つまり、「ポケモンにヒットさせずにモンスターボールを消費したら、ポケモンゲットしやすくなる」ようになります。
検証中ですが、モンスターボールを10個ほどヒットさせずに捨てた後はかなりの確率で捕獲できてます。高CPやレアポケモンでもです(ただし100%ではありません)。
ポケモンに当てると、逃げる判定も行われるので、気をつけてボールは捨てましょう。なお、捨ててる間にポケモンが逃げることはありません。

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2.ポケモンが出てくるエリアは決まっている

ポケモンGOをプレイしていると、ずっといてもポケモンが出現しないエリアがあります。
お香を炊くと寄ってきますが、それ以外の通常時に野生ポケモンが出現しません。
かたや、ポケモンがよく出てくる場所もあります。いつも同じ方角だったりします。
ポケモンが出現するエリアにはある程度の見分け方があります。

幾つかのベータ版の動画がインターネット上に掲載されており、それらの動画のフィールドの中で、若干色の違う場所があるのがみられる思います。
見ていただくとわかるのですが、この中でしかポケモンは基本的に発生しません。
この色の濃いエリアは現バージョンでは見えにくくなりました。が、なんとなくモヤモヤっとした色でうっすら見ることが出来ます。

こうしてみると、建物の奥ではポケモンが出現しないことがわかります。
出現した時に、立ち入り禁止区域に入らないようにエリアをマッピングしてることがわかります。
では、このエリアはどうやって作られているのでしょうか。

Niantic社はポケモンGOの他に、Ingressという位置情報ゲームを開発・運営しています。
Ingressのマップには、XMと呼ばれるゲーム内のエネルギーのつぶつぶがマップ上に現れています。
このXMのマップと、ポケモンの出現するポイントが一致するのです。
XMがポケモンGOに影響をあたえることは、Niantic側もイベントで発表しています。

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(ほぼ同じ時間帯の上野公園の不忍池の弁天堂です。Ingress(左)のポータル位置と、ポケモンGO(右)のポケストップ位置が一致しています)

ポケモンGOをやるとき、一緒にIngressのマップを見たほうが、ポケモンの生息地が判別できて楽です。
XMが濃いところだと、レアなポケモンが湧きやすいとも言われています。
ちなみに、XMが発生する場所は、Ingressなどのユーザーが歩いた場所の位置トラッキングデータを利用しているので、歩けば歩くほど、その道でポケモンが出やすくなります
周りにポケストップ少ないからポケモンGO立ちあげなくてもいいや、なんて思わないで、孵化させるのと同時にたくさん歩いてポケモンを出現させやすくしましょう!

(7/29追記) ベータ版の頃のスクリーンショットを掲載するのは規約違反というご指摘をいただきました。
事態を重く受け止め、掲載したスクリーンショットを削除いたしました。
関係者各位、読者の皆様にご迷惑をお掛けしまい、大変申し訳ございませんでした。

3.ポケストップやジムがある場所の正体

正式にコラボが発表されているマクドナルドは、ほぼ全店舗ポケストップかもしくはジムになっています。
ジムになっているマクドナルドの数は全国で約400店舗だそうです。
しかし、それ以外のポケストップの設定場所、変なところにあると思いませんか?
なんかやたらと密集しているところがあったり、かとおもいきや地方に行くと全然ポケストップが無かったり。

ポケストップもジムも、コラボ以外は全部前述のIngressのチェックポイント(ポータル)を利用しています。
ポータルとなる基準は主に以下のような感じです。

  • 郵便局
  • 大学・専門学校
  • 公園や人が集まる場所
  • 神社・寺院・教会・宗教的な施設
  • 歴史を感じる建築物や、歴史を感じられるエリア
  • 珍しい表札やオブジェとなるシンボル

ポータルとして除外されるものは以下のものです。

  • 小・中・高校
  • 消防署・警察署
  • 病院
  • アクセスが不可能な場所
  • アクセスすると危険が及ぶと判断した場所

これはポケモンGOにおいても同じ基準が取られています。ただし、ポケモンGOの場合は密集地ではポータルを半分程度間引いたデータを利用しています。
また、密接ポータルを削除してる傾向もあります。(さらに、鉄道の駅など危ない場所はポケストップを削除しています。)
ポータルからはXMが溢れ出ているという設定です。なので、XMが多い=ポータルの周り=ポケストップの周り はポケモンが出やすいというわけです。
Ingressのポータルは「Ingress Intel Map」でネット上で確認できます。
もし、旅行などで行く場所がポケストップあるか気になる方は、まずIngressのポータルがあるかどうかを確認するのはいかがでしょう。

ポータル自体は、2015年1月まではIngressエージェントによって候補を申請することが出来ました。
つまり、それまでに活動しているIngressエージェントが頑張って申請した地域はポケストップやジムの数が多いのです。
クラメソのブログでも「IngressポータルLive状況を目視化&共有化できるWebツールを作った話」としてまとめてありますので参考にしていただけると嬉しいです(やっと言うこと言えた)。

なお、ポケモンの巣やポケモンの聖地として、都内の公園がリストアップされていますが、それにはある程度の理由があります。
Ingressのエージェントが、効率よくアイテムを補給するため、各地の公園や人通りの少ない場所に(あえて狙って)ポータルを建立しました。
日比谷公園、上野公園、新宿御苑、代々木公園、世田谷公園、林試の森公園、自然教育園…とないだけでもかなりありますし、それ以外の公園でも遊具や看板がポケストップになっています。
それら公園は、エージェントがたくさん集まったXMが溢れる場所なので、レアなポケモンも出やすいと思います。
道路などでプレイするよりも危なくないですので是非公園へ出かけてみてください。
なお、公園ではIngressユーザーもFF(Flush Farming)やってるかもしれないので、仲良くして下さい。

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クラスメソッドの札幌オフィス周辺のIngress Intel Mapの様子です。ポータルが割とあるので、ポケストップも期待できます。

ポケストップでは顔を上げて周りを見てみて下さい

ポケモンGOをやっていると忘れがちなのは、ポケモンGOのゲームは実在する場所、現実世界のポケストップやジムを巡っているということです。
たまたまそこにあった看板やモニュメントがポケストップになっています。
歴史的な建物や、小さな神社やお地蔵様、歴史の書かれた看板などが登録されています。
ポケモンを集めるのもいいですけれども、ポケストップに来たら、アイテムをゲットするだけでなく、顔を上げて前を見てみて下さい。
今まで気が付かなかったところに、面白いものが見つかるかもしれません。

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上野公園不忍池は、この季節蓮の花で綺麗です。
是非そういった物を発見するいい機会にして下さい。

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自分の作った上野にある「パンダと酔っぱらい親父」のポケストップです。
是非ここで、ルアーモジュールでポケモン狩りながら、IngressやポケモンGOの話を語りましょう。

さいごに

リリース一週間が経過してもプレイヤーが多いポケモンGOですが、深夜公園に集まる姿やゴミ、騒音、歩きスマホの問題などがとりだたされています。
楽しくプレイするためにも、周りに気を使いながらプレイしましょう。
あと、流行りものだし単調なので気持ちはわかるのですが、飽きたという声を非常によく聞きます。
大抵、はじめにガッツリのめり込んで集めてた人がこの傾向が顕著です。
飽きないコツは、マイペースに、他の作業や出かける合間にポケモンGOを遊ぶことだと思います。
そして、ポケモンGOの向こう側に見える開発者の方々のメッセージを読み込むことだと思います。
もちろん、ポケストップを2つの陣営で奪い合うIngressも、Enlightened(緑)でお待ちしております!

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※ポケモンGO開発運営元のNiantic社CEO、ジョン・ハンケ氏と筆者