[Salesforce]パス(旧セールスパス)を使ってフェーズに応じたメッセージを表示してみた

Salesforceでパス(旧セールスパス)を設定してみたので、紹介します。
2018.07.27

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はじめに

 こんにちは、オーバークック2が楽しみな井手です。1をまだクリアしてませんが・・。
今回は、今更ながらパス(旧名称:セールスパス)を調査してみたので、ご紹介いたします。

パスとは

パスとは、約3年程前(Spring'15)でセールスパスという名称で追加された機能です。現在では、LEXやモバイルアプリで利用が出来ます。主に、商談の各フェーズに応じた以下の機能を設定できます。 ※classicは利用できません

 ・ フェーズに応じたコメント、画像添付・・・(例 アドバイスやコーチング
 ・ フェーズに応じた項目の表示・・・(例 フェーズが失注になった場合は失注理由を書く項目を表示させる

また、昨年のUpdate(Spring'17)で商談のフェーズ以外でも利用できるようになり利用の幅が広がりました。

どういった所で使えるのか

商談のフェーズですが、ユーザのシステムに対する習熟度によっては

「○○フェーズになったけど次なにをやったらいいのか分からない」

という事がよくあり、こういったフェーズに応じたコーチング機能はclassicではよくある要望なんですがclassicではパスは利用できないのでVisualforceを個別に作ったりして対応する必要がありました。(フェーズのメンテとかも大変・・)
しかし、この機能を使えばノンコーディングで実装する事ができます。

やってみた

1.パス機能の有効化

 設定>クイック検索に「パス」と入力>パス設定と遷移し有効化をクリックします。
 
 

2.パスの作成

 有効化をクリックすと、ボタンのラベルが「新しいパス」に切り替わるので、クリックします。次に表示された画面の各項目を入力します。

 
※今回は「商談」の「フェーズ」と従来通りとしましたが、「取引先」の「種別」の「キャンペーン」の「状況」等も選択する事が出来ました。

次に、選択した選択リスト項目の値毎に表示したい項目やテキスト・画像等を入力します。ここは、単なるプレーンテキストではなく、強調表示やリンク等ある程度装飾できるので工夫次第で色々なメッセージを表示させる事ができそうです。  

設定が終わったら次へをクリックします。

3.作成したパスの有効化

 最後にパス自体を有効にします。ラジオボタンで「有効」を選択し完了をクリックして下さい。

4.動作確認

最後に設定したオブジェクトで選択値を更新して動作確認をします。

アポの場合

受注の場合

テンション上がりそうですね・・・!

まとめ

 パス機能についてざっくり紹介しましたが、とても簡単に設定出来るかつフェーズに応じたアドバイスで効果も期待できるのでLEXを使用する場合必須の設定ではないでしょうか。